『マジカルチェイス』(感想)
発売日 1991年11月15日
定価 7800円
メディア Huカード
メーカー パルソフト
内容  敵を倒して得たお金(くりすたる)で買い物・パワーアップ 
 ・体力回復。メルヘンちっくなデザインの個性的な6ステージを
 疾走する、横スクロールシューティングゲーム。

注:ネタばれの感想です。
■キャラ■ ・リプル・魔女見習い。ほうきに乗ってる姿がチャーミング。 ・くるるん&ぐるるん・こんぺいとうを思いだしてしまう。双子なので見分けが つかない。リプルにくっついて飛ぶ姿、とてもかわいい。向きによってショット の方向が変わるのが面白い。 ・にゃんこ・これ見て、「となりのトトロ」の猫バスをイメージするのは私だけ ではあるまい。 ・くまちゃん&こぐまちゃん・こぐまちゃんは”コアラのマーチ”。 (↓ここから下は名前不明なので適当に呼ぶ(笑)) ・サーフィンくん・ほんとに気持ちよさそうに飛んでるとこ撃ち落として悪いん だけどね..こいつの出す体力回復キャンディがありがたい(”どきどきモード” では出ないけど☆)。 ・幽霊軍団・高速連射レーザーを撃ちまくるイヤな敵。コツをつかむまではダメ ージをくらいまくる。 ■魔法■  魔法はIIボタンを素速く二回押すことで使用するんだけど、連射機能を入れた ままにしてあって、せっかくたくさん持ってた魔法を瞬時にして使い切ってしま う、という悲しいことが何度かあった..。IIボタンでショット撃つから。連射 機能入れてなくてもボタン押しっぱなしにしてれば連射撃ちになるので(少し遅 めかな?)よかったけど。名称がすべてひらがななのが、味がある。 ◎アイテム◎  買っていくうちに値上がりするけど、「ファンタジーゾーン」ほどインフレ的 な値上がり方はしない(あれはほとんどボッてるよな〜)。特に最終ステージで 気が遠くなるほどコンティニューしても、あるラインで価格据え置きにしておい てくれるのは大変助かる。 <えりくさぁ>これがあると非常に心強い。体力ゼロになると自動的に全回復。 しかし、あの忙しい戦闘中に、これを瞬時に飲んでいる暇などあるのだろうか? などと考えてしまった。デザインは好き。 <いのちの実>体力最大値が増える。コンティニューしても増えたままなので、 助かる。死んでも(電源切らない限り)経験や装備が残る、というのはRPG的 な感じがする。これで思い浮べたのがFCの「聖鈴伝説リックル」。あれも無限 コンティニューで、体力ゲージが残ってくれるんだよね。アイテムは消えるけど。 あの作品もとっても面白かった。こういう形のゲームが増えると私は嬉しいな。
各ステージ
 ステージの最初に出る敵の紹介と、クリア後のボーナス&ハート加算の仕方が センスいい。SEAL、ってのは”封印”かな。個性的な呼び方。説明書の画面写真 のレイアウト、左右が入れ違ってるんじゃ? [1ST SEAL:WALL TOWN]青い空に白い雲は気分いいなっと。簡単。 [2ND SEAL:RUINS]緑が目にやさしい。 [3RD SEAL:DUAL SNAKE]この面、とっても好き。つらいんだけど。空中戦艦の 内部を、上下してくる天井と床(なんで上下するんだろ?)をかいくぐりながら 猛攻撃をギリギリでかわし、「SHOPは無いのか〜」と念じつつ飛ぶのが最高。 ボスの巨大ショットが飛んでくると思わずビビってしまう(笑)。ハッチがずれ るのが良い。敵を倒した時の爆発跡がこっちへ向かって飛んでくるのでこわい。 ダメージはないけど思わず避けてしまう。ステージ名がぴったり。 [4TH SEAL:BLOCK MAZE]トラップ的なものが仕掛けてあったり敵が思わぬとこ ろから出てきたりして体力はみるみる削られていく。ここのボスをやっつけた! と思った瞬間、壁に激突して相打ち..ステージクリアならず..は悲しかった。 [5TH SEAL:HELL FIRE]神秘的な雰囲気..。不思議な空間。ここでちょっと ハマる。ボスは向きをかえるので、左側に回られると攻撃しづらい。 [6TH SEAL:SUNCTUARY]この面に入る前にジャックの店が出てくるので、嫌な 予感がしていたら案の定、途中に店がない。最初の装備で最後までつっきらねば ならない。今までのボスがパワーアップして出てくるのは定番のようだが楽しい。 3匹めのボス(鉄球)でだいぶ苦戦..。ここで「えりくさぁ」を使ってしまう。  どの特殊魔法をどういう割合で持っていくか、限られた魔法をいかにして有効 に使うか、そして敵の動きのパターンの読み取りなどを研究する。最後のボスは、 ちょっと迫力に欠けるかな?(あれ以上ハデに(強く)なられても困るが)
■難易度セレクト■
らくらくモード]どきどきモードクリア後にやってみたら、ノーコンティニュ ーでクリアできた(嬉)。ボスの攻撃も甘い。クリア後に出るデモのメッセージ が好きだな。ここでしか聴けない曲もかかる。 [わくわくモード]らくらくモードよりはやはり少し大変になる。でも普通かな。 [どきどきモード]敵の攻撃に少し意地悪さが加わる。と言ってもこれで一般の ”やりがいのあるシューティングゲーム”の難しさと同じくらいじゃないかな。 私でもクリアできたくらいだからゴッド・オブ・ゲームではないと思う(笑)。 でもやっぱり最終ステージはつらくて、体力回復アイテムも素直に出てこないし (ボスを倒さないと出てこないんだよね☆)、最後のボスの攻撃が避けられない。 クリアした時、すでに命は風前のともしび。あと一撃くらっていたらアウトだっ た..あ〜、よかった☆どのゲームでも最後のボスを倒した瞬間は、いつ見ても 信じられないなあ、しかし。「え?ホントに倒したの?」って感じで。  エンディングは”わくわくモード”と変わらない。少しくらい違ってると嬉し かったんだけど。それともノーコンティニュークリアだと違うとか..?  アイテム買った数とかコンティニューした回数とかクリアボーナスとかのデー タが計算されて、最後に出てくる得点は1158780点だったかな。  あまり何度もコンティニューしたものだから、お金(くりすたる)が蓄積され て、MAX値65535になってしまった。最後のボスまではとりあえず行ける から、こうなると減らなくなる。道中でアイテムを取ってパワーアップするシュ ーティングに慣れていると、ついクセで飛んでるものを取ってしまうけど、もう すでにお金は意味をなさなくなる。手持ちの魔法と、自分の腕だけが頼りだ。 (↑ハイスコア狙いなら別だけど☆)  「禁断の”ねむれる悪魔”という本を開けて、その中に入っていた悪魔を解放 してしまったリプル。悪魔をふたたびつかまえて本に戻さねばカエルにされてし まうのだ!」というのがストーリーなんだけど、ゲーム中ではこのへんのことが 出てこない。悪魔を倒して本に封印するところをグラフィックでやるとか、ゲー ムオーバーになったらリプルがカエルになっちゃうとかしてほしかったかなー。  ゲームオーバー画面の後ろ姿が哀愁帯びててかわいい。タイトル画面も好き。 星の精の配置で奥行きが感じられて良い。
'94 3/6 NIFTY-Serve FCGAMEM
     PCエンジン会議室 #4
                    (登録日 '99/1/20)
ソフト発売1991年11月備考レビューGM