『イースIV〜ザ・ドーン・オブ・イース』(感想)
発売日 1993年12月22日
定価 7800円
メディア スーパーCD−ROM
メーカー ハドソン
内容  アクションRPG。シリーズ第4作め。

注:ネタばれの感想です。
■ボス■結局、一度めの挑戦で勝てたのは「砂場に出入りしながら飛ぶボス」、 「○○世界のボス」、対グルーダ戦だけだった。後はいったい何度”消滅”した ことであろうか?後半になるとだいたい読めてきて「このまま行ってもおそらく 勝てないだろう」と踏んで、機械的な経験値稼ぎという名の”修業”をし、1匹 の敵から得られる経験値のポイントが小さくなってから挑戦するようにしていた (そこまでやっても”いい勝負”なんだもんな)。 <最初のボス>こいつに勝つまで、相当な”レベルアップのための戦闘”が必要 だった。最初闘ってみて自分のHPが一接触で激減したので逃げ帰る。これを2 回繰り返す。それから装備を最高にして、経験も積んで、さあもう楽勝だろうと 3度めの正直で闘ってみたら、なんとまだどっこいの勝負であった。相手と自分 のHPがあと数ポイント...薬草使うのはもったいない、なんとか保たそうと 思ったのが甘かった。いきなり敵の動きが速くなり、あっと思ってスタートボタ ン(アイテム使用)を押した時にはすでに遅かった..あと1秒!あと1秒速け れば!すんごい、悔しかった☆ヒーローは、ただの一度も”死んではならない” のに〜☆最初のボスにしては強い!もう少し強さを加減してほしかった。途中で 戦闘から逃げ出せるのは助かる(情けないけど..)。 <次のボス>..お〜い!強いぞ!しかも逃げられない(まあ、あそこで逃げて も、HP回復のために外へ出るまで、やたら時間かかってしまうけど)。仕方が ないので、周りをぐるぐる走ってレベルアップに励む。「”サア、あなたは何周 でボスに通用するようになれるかな!?”耐久マラソン」に出場している気分。 (あの廊下って、レベルアップ用にあるんだろうな、きっと..)何十周したか 数えきれない。溶けて赤いバターになるぞ..。 <氷づけぐるぐるボス>倒すのにえらく苦労した。ティムに当ててしまうと声を 出すので面白かった(<おい)。 <ラストボス>最後だから、強いのは間違いないと思っていたけど...最初の 変身の時、「ふっ、そう来るのは読めてたぞ(笑)」と思って必死に倒し、ふう、 やっとエンディングだー、と喜んだのも束の間..絶句した。気があまりに動転 していて初回は自滅(あそこで状況判断せよというのが無理というものだ☆)。  最後のやつは、左手が戦闘中にマヒしてきて攻撃にならない瞬間があり、困っ たですねえ(笑)。 ■曲■YsI・II」でもあったけど、ポチョンと水滴が垂れる音の入る曲は好き。 ボスの曲も登場の仕方の演出とあいまって、盛り上げてくれる。○ダの大樹のと ころの曲もいい。「○なる泉」のところは私が気に入っているあの曲が流れて、 とっても良かった(あの曲は、いつかオルゴールにしたいと思ってるくらい)。 サウンドテスト、無いのかな。 ■世界■美しさを感じる。”自然”の表現がきれい。雷がかっこいい。しかし、 マップのつながりが少し把握しがたい(ワープの魔法使うから余計覚えない)。 <樹海>さすが樹海というだけあって、つながりが超わかりにくく、迷う。 <○○ネの村>ここがどうしても見つからずに、1時間ほど各地をさまよった。 何か聞き損なってないか、見つけ損なってないか、探偵になった気分で洗い直し である..。疲れた..。行き詰まった(何をしていいかわからない)と感じた のはここと、グルーダ発見の時だけ。 <○○世界>上下逆転が面白い!曲の雰囲気も合っているし、好き。 <エステリア>「イース(1)」のマップが出てきて、とってもなつかしかった。 この道、この池、アップダウンの橋、ちゃんと覚えてる(しかし何故、誰も炭坑 内に方向指示の札をつけようと考えつかないのだろう?)。 ■キャラクター■生き生きしているキャラって大好き。 (アドル)ゲーム中の彼はしゃべらないので私のイメージ通り。しかし、今回は ビジュアルシーンになると少しイメージが狂った(アドルはもっと冷静で、あま り表情を表に出さず無口で微笑みが似合って、しかし心の中は熱く燃えていると、 そんなイメージが私にはある)。 (リリア)顔が違うなー。アドルと一緒に冒険できるくらいでないと、つらい恋 かもね..待つだけっていうのは...。(アドルがいつでも戻ってきてホッと できる場所..でいられるといいね) (カーナ)顔だけ見てると男の子に見えないこともないけど、サッパリしていて 実力もあって、好印象。もっと後半出てくると思ったけどなあ。 (ドギ)この人は変わんないな☆最初の”どつきあい”、酔った後の意味不明の ジャンプが笑えた。頼りになる、いい相棒。 (リーザ)リリアのライバル登場かって思った(笑)。 (エルディール)心が醜いと、顔つきまで変わるのの見本だ。 (フィーナ&レア)「イースI・II」の時の絵&声の方が私は好き。双子ではある けど、各々顔が違ってたんだよね。でも今回はほとんど同じになってる気がする。 (デュレン)このキャラの声、好きだなあ(しかしいなくてもいいよな、ほんと)。 (三人組)悪役といえば三人組..1人は姐さん的な美女..そして図体のデカ い奴..ずる賢い奴..(何かをホーフツとさせるな(笑))。ちょっとステロ タイプで、作品から浮いてるように感じる(なんとなく「天外魔境」みたい)。 「闇の一族」というのがどうもリアリティなくて、よくわからない。デュレンに しろ、取ってつけたかのように見えてしまう。もし次作が出るなら、このへんを 掘り下げたものになるのだろうか? (ティム)○になってる時の表情がにこやかなのは、変だぞ。 (サラ)てっきり死んだと思っていたので驚いた。 (五忠臣)若い頃のビジュアル(光の宝珠)がかっこいい。時を越えて想いを伝 える心に感動する。 (ルース)一体どこから飛んでくるんだ??耳が良いにもほどがあるぞ(笑)。  ひとりひとりのキャラの掘り下げがイマイチ。次作への伏線かと思ってしまう。 ...ところで、ロビンって誰だっけ(汗)。 ■魔法■MPの回復がHPよりもずっと時間がかかるというのはリアルでいいな。 [アルターの魔法]敵としゃべれる。やっぱり魔物からすればアドルって「ひど い奴」なんだなあ。水場を泳ぐ姿は”ネジまいてお風呂に浮かべ、パチャパチャ 泳がせるおもちゃ”に似ている。アドルって泳げないのかな?それとも、藻(も) がからみついて進めないのだろうか(一応、浮いてはいるもんね..あ、装備が 重たすぎるのかもしれない)。 [第○の魔法]魔法って、いうんだろうか?よくわからなかった。 ■リング■マジック&タイマーリングが見つからなかった。 [ヒールリング]これなしでは、後半の冒険が考えられない☆ ■アイテム■  結局見つけてないアイテムがたくさんある。ポーションやその他アイテムは、 効果がわからなかったので使う気になれなかった。最後で試しに使ってみてもよ くわからなかった..あまり役にたっていない。  最初で、アドルも少しくらいリリアに会ってから出かければいいのに〜(別に 一分一秒争うわけじゃなし☆)。リリア、せっかく会うの楽しみにしてただろう に。もしこの冒険で命落としたら、もう二度と会えないかもしれないっていうの に(死なない自信があるんだろうか?それとも、ただ何にも考えてないだけなの か?)。リリアなんて、それだけの存在なのね。でも私はアドルのファンなので、 ちょっと嬉しかったりするわけだが(<<なんてヤツだ!(笑))。彼は、自分 の好奇心と探検好きをおさえることが出来ないのだろう☆  会ってしまうと、またすぐさよならが辛くなるから避けたのかもしれない.. しかし、そこまで考えて..ないだろうなあ、きっと。 (まあ、エンディングを見る限りではリリアも報われるみたいだし..)
'94 1/24,26 NIFTY-Serve FCGAMEM
     NECゲームマシン PCシリーズ会議室 #224,243
                   (登録日 '98/9/2)
巴かずみのゲームソフトレビュー
/KAZUMI TOMOE'S GAME-SOFT REVIEW


ソフト発売1993年12月備考レビュー