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遊戯王オンライン(コナミ)(カードゲーム)(PC)

【『遊戯王オンライン』(40)】
・魔法カード「死者蘇生」の禁止。
このカードが禁止されたことにより、お互いが、相手の墓地からモンスターを
召喚しづらくなる。
「自分が持っていない、相手のモンスターを使ってみる楽しみ」が減じたが、
「死者蘇生」があると、相手の強力モンスターカードを簡単に使えてしまう。
そのデュエリストが努力して手に入れた強いモンスターカードが一時的にしろ
対戦相手に使われてしまうので、このモンスターは自分だけが使えるという優
越感がなくなる。大会優勝者が入手できるレアモンスターカードを、初心者で
も使えてしまう。相手に使われるのを恐れて、強いモンスターカードを墓地へ
送りにくくもなる。
自分のデッキのモンスターを相手に使われるのは、あまりいい気分ではない。
「死者蘇生」がなくなれば、そういう心配が減って、安心だ。
(「死者蘇生」以外にも相手モンスターを使用できるカードはいくつかあるが、
800LP払ってモンスターを復活させる「早すぎた埋葬」と違って、「死者
蘇生」は使うのに何の負担もないので便利すぎる)

・魔法カード「サンダー・ボルト」の禁止。
「サンダー・ドラゴン」が「サンダー・ボルト」で破壊されるのはおかしい、
という辻褄(つじつま)合わせ(違う?(笑))と、一方的に強力すぎるカード
ということで禁止。
「サンダー・ボルト」の対抗カードである「避雷針」は禁止になっていない。
このままでは「避雷針」は無意味なカードになってしまう。
「サンダー・ボルト」、いつか復活するのだろうか。
(でないと「避雷針」の存在意義が★)

・罠カード「聖なるバリア -ミラーフォース-」の禁止。
このカードが禁止されたことにより、攻撃時に、攻撃表示のモンスターが全部
一度に破壊されてしまう危険が減った。
このカードは確かに強力すぎるかもしれない。
どんなに攻撃力の高いモンスターでも、攻撃表示だというだけで全部破壊され
てしまうのだから。
この罠カードが伏せられているのを警戒して、数体のうち、破壊されたくない
モンスターを守備表示に変更しておいてから攻撃する(壁モンスターがゼロに
ならないように、1体だけは守備表示に変更しておく)、という慎重さが必要
だったけど、「強いモンスターは安易に守備表示になどならないものである」
というイメージを重視するなら、「サンダー・ボルト」と同様、一気に戦況を
くつがえしてしまう強力なバリアカードは禁止しておいた方がいいのかもしれ
ない。
苦労して召喚したモンスター数体が一度になくなってしまうと(しかも自分だ
け)、短気な人はキレて、やる気がうせてしまうよね。
「ブラック・ホール」「激流葬」は相手も自分もモンスターを全部失うから、
平等だけど。

・魔法カード「心変わり」の禁止。
少女が縦半分に区切られ、右側が天使、左側が悪魔になっている、マジンガー
Zの「あしゅら男爵」のようなデザイン。
このカードは相手フィールドのモンスター1体を1ターンだけ、自分のフィー
ルドへ移動させて使うことができる。相手の壁モンスターを1体なくせて、自
分フィールドのモンスターを1ターンだけ1体増やせる。そのターン終了後、
(まだそのカードが無事なら)持ち主の場に戻る。たった1ターンの心変わり
(裏切り)。心変わりしたら、ずっとそのままって気もするけどね。
心変わりというより、「ちょっと魔がさした」って感じだな。
心変わりして敵の味方についたのに、いけにえにされて墓地送り、という末路
をたどる場合も少なくない。1ターンで持ち主の場に戻ることがわかっている
のだから、戻る前に、いけにえとして利用される。非情なカード。
自分のデッキのモンスターを信頼できなくなりそうなので、禁止した方がいい
カードかも。

・モンスターカード「黒き森のウィッチ」の禁止。
「クリッター」のように、フィールドから墓地へ送られると、デッキから条件
範囲内(「黒き森のウィッチ」は守備力1500以下、「クリッター」は攻撃
力1500以下)のモンスターカードを1枚、手札に呼べる。
この2枚は1枚制限カードで、戦闘・カード効果のどちらで破壊されても(い
けにえでも)モンスターを1枚手札に追加できるため、重宝する。(「巨大ネ
ズミ」などは戦闘以外での破壊や、いけにえになることでは仲間を呼べない)
2枚は多いと判断されて1枚減らそうということになったのか、「黒き森のウ
ィッチ」は禁止になってしまった。「黒き森のウィッチ」の方が「クリッター」
よりも少し攻撃力・守備力が上なのと、攻撃力の高いモンスターを呼べると有
利すぎるからだろうか。
(この「黒き森のウィッチ」、「極上生徒会」の会長に似てる気がする)

私が持ってないカードでは、「キラー・スネーク」「いたずら好きな双子悪魔」
「ハーピィの羽根帚(はねぼうき)」などが禁止に。
「キラー・スネーク」は墓地へ行くと次のターンに何度でも手札に戻ってくる、
(相手にとっては)やっかい者。手札がモンスターカード切れになって壁モン
スターを1体も置けない事態を防げるので便利そう。
しかし「しつこすぎるの」はやめましょう! ということで(笑)。

危険要素が排除されて安心感が増した、今回の禁止カード変更。
「どうなるかわからないスリル」は減少したけど、安定したデュエルができる
ようになった、のかな。

禁止カード変更とともに、マイレージカードも一新された。
以前は種類が結構あったのに、今回はたったの5枚。
「サンダー・ドラゴン」「万能地雷グレイモヤ」「スケープ・ゴート」「執念
の剣」「破壊輪」。「破壊輪」以外は全部すでに持っているカード。なんだ、
この数の少なさは。
「聖なる魔術師」「闇の仮面」「ニュート」が、なくなってしまった。
せっかく交換しようと思ってたのに☆
「聖なる魔術師」は3枚交換できたけど、「闇の仮面」はまだ1枚しか交換し
てない。
「破壊輪」が、なんと50ポイントも必要とするのに驚く。50!?
50というと、300円×50枚で、1万5000円!(定価)
カード1枚に1万5000円!
「ニュート」が30ポイント(9000円)でトップだったのを越えてしまっ
てる。50ポイントって、すぐにためられる数ではないな。
どんなにすごいカードかと思って説明を読んでみる。
「相手フィールドの表側表示モンスターを1体破壊し、その攻撃力分のダメー
ジをお互いが受ける」、罠カード。
罠カードは、伏せて1ターン待つ間に破壊されてしまう危険がある。
しかも、使った自分も同じだけダメージを受けてしまうのか。
自分の残りLPが相手よりも上で、終盤のキメの場面で使うカードかな。
(しかし50ポイントとは多い★)

【2006.7.7】

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