「ＨＡＬ　Ｇａｍｅ　Ｍｕｓｉｃ」

【ネタばれ注意】少々ゲーム内容に触れます。

　しっかりしたつくりの良質ソフトを出すことで知られていた今はなき、ＨＡＬ
（ハル）研究所．．（復活しないのだろうか？）。（ここで得られる教訓．．．
”いいソフトは発売日に買おう！”（笑）。でもほんとに、こういう良心的な？
メーカーが消え去る（まだ、消え去ってないか？）のは悲しいことだ。しかし、
ＨＡＬ研究所が倒産するなら何故○○○○（〜以下、自粛（笑））

★「ＨＡＬ　Ｇａｍｅ　Ｍｕｓｉｃ」
　（カセット　価格不明（箱が無い為）　1988 JAPAN RECORD　28J-2169）
　（灰色とピンクの、センスよいカセットの配色。いいなあ）

　以下のふたつのゲームの音楽を収録。
＊「エッガーランド」（ファミコンディスク（片面）　'87 1月発売）パズル。
＊「ファイヤー・バム」（ファミコンディスク　'88 2月発売）アクションRPG。
（「エッガーランド」には続編がふたつあり、私はそれらはプレイしたことがな
い☆この音楽集には続編の曲は入ってないのかな？例によってインナーが無い為、
わからない）


［ＳＩＤＥ　Ａ］（アレンジバージョン）（約１７分）
　たぶん、両作品の、アレンジ曲。全体的な雰囲気が怖い（後半部は明るいが）。
でも個性的で好き。元であるゲームのイメージを感じさせない”らしくなさ”が
気にいっている。良いアレンジだ。

１．予言
　えらく不気味な曲。昔の民謡風でホラーっぽい感じがする．．。おかっぱ頭の、
着物着た女の子が鞠をつきながら、妖しく笑っている．．．。
２．異変
　これも不気味。すべてが正しいようで、しかし確実に何かが違っている、狂気。
３．夢魔
　足音をしのばせていつのまにかすべり込んでくる夢魔．．。気がつくと世界は
アナザー・ワールドへと変貌している。
４．恐慌
　これ、すっごく好きだな。どんどん増えてゆく音。何かが飛来する．．。
５．廃墟
　”予言”の旋律。予言が成就した？すべてが崩壊？タワーのカード？
６．復活
　雰囲気が変わった．．。悪い時はようやく去り、希望が見えてきた。もう、前
へ進むほか、自分のなすべきことはない。聞こえてくるのはただ、自分のしっか
りとした足音だけ。
７．神託
　教会の中にいるみたい。パイプオルガン．．かなあ？？好きな音色。


［ＳＩＤＥ　Ｂ］（オリジナルバージョン）（約１９分）
　ゲームの曲をそのまま使って、各曲をつなげてある。

１．エッガーランド組曲
　軽快で楽しげ。ああ、なつかしいこのメロディ。なかなかはまったなあ、この
作品☆ゴーゴン（ドンメドーサっていうのかな？）のビーム、ほんとにビクッと
したもん（笑）。ファミコンの音って味があって好き。ほんの少しの音しか使っ
てないけど、リズムがよく、聴ける。ジャンケン（だったかな？）のとこの負け
た時の曲が笑える。最後の方の”ザッザッザッ”っていう効果音が入る部分、好
きだ☆テンポよくって面白い（どーいう場面なんだろう、これは。ボスかな）。

２．インタールード
　短い。耳のひと休みにちょうとよい。これ、何の曲だっけ？？

３．ファイヤー・バム組曲
　このゲーム、好きだったんだよね。なんか”ヘン”なんだけど、味があるって
いうか．．。これが入ってるからこのカセット買ったようなもんだったし。高速
スクロールになる部分が、曲、雰囲気ともに好きでねえ☆（しばらく走ってると
敵が出るんだっけか．．）この響きの良さはゲームボーイの音みたい。
　出だしの曲を聴くと、なんかとてもホッとする。


　確か私はゲームの方は２つとも挫折したんだけど、また買い直してプレイした
くなってしまった。う、でもファミコンディスクだと入手できるかなあ。
（「エッガーランド」はひとつカートリッジで出てるからそれ買うかなー）
　しかし、カセット掘り起こしてみると「こんなの買ってたっけ、そういえば」
っていうのがたくさん出てくる．．。最近新しいＣＤあまり買ってない★

　片面２０分程度しかないカセット作品、今はＣＤメインだから発売されてるの
だろうか？こういうちょっとした作品（と言っては失礼だが）の曲も、どんどん
音楽集として出るといいな．．シングルＣＤとか．．（ムリかなー）。ゲームミ
ュージックもアニメソングくらい定着すれば、シングルも不可能じゃないかもね。

無かったよね．．ゲームミュージックのシングルＣＤって．．
（追加の注意書き：ゲーム音楽でもシングルＣＤは発売されています）

■ソフト■

作品名	『エッガーランド』(FCD)
発売日	１９８７年１月２９日
ジャンル	パズル
メーカー	ＨＡＬ研究所

作品名	『ファイヤー・バム』(FCD)
発売日	１９８８年２月１日
ジャンル	アクションＲＰＧ
メーカー	ＨＡＬ研究所