ＰＡＲＴ　１
　こないだ買った「ＴＷＩＮ」をやってみようと思った。このゲームはパスワード
方式なので、休日を利用して遊ぶことにしよう★

　電源を入れる。いきなり、普通のＲＰＧでよくあるエンディングに相当するデモ
が流れる（これの前作．．ないよね？）。悪を封じ込め、悪が叫ぶ。「いつの日か、
かならず．．．」（←しかしこれってケンカに負けたやつが「覚えてろよ！！」と
叫ぶのと同じだよね（笑）。使い古されたフレーズだ）そこから、物語がはじまる。

　名前を入力する（う〜ん、ちょっとやりにくいな）。「せんし」か「まほうつか
い」、どちらかを選択する。「まほうつかい」にしよっと。
　スタートはこれまた定番の、王様の面前。しかしこの王様は最初に何もくれない
（←何かもらえることを常に期待していたり（笑））。魔物を倒すと、その働きに
おうじて報酬をくれる。。持ち金は１００ゴールドあったが、物価が高くてほとん
ど買えるものがない。仕方ない、ちょっと稼いでくるか．．．。

　城の外へ出てちょっと驚く。いきなり横から見た構図になる（え〜っと、こうい
うの、サイドビューっていうのか？？）。左へ歩くと洞くつへの入口があった。
　中へ入る。ん？なんだか、日本ファルコムのザナドゥみたいな雰囲気だな。
　敵が出た！杖でぶったたいてもほとんどダメージを与えられない。やっぱり魔法
使いは魔法で戦えってことか．．．しかしあっという間にＨＰが０になる。
　王様の前で復活したはいいが、しっかりゴールドは半分になってしまった（半分
というのはちょっとむごいぞ。せめて７０％にしない？＜＜交渉するなって☆）。

　洞くつの敵は弱くない。しかもエンカウントが低いとはいえない（頼むから、下
へ飛び降りて空中にいる時くらいは敵が出るのやめてほしいぞ（笑））。
　何度も何度も復活を繰り返してしまう。ゴールドは無いも同然、貯金するゆとり
が全然ない！（”食うので精一杯”状態）
　宿屋が１晩２０ゴールドとはどういうこったい★王様からもらえる報酬ほとんど
使いきっちゃうじゃないか。わりにあわない労働だぞ。（まあレベルアップだけは
確実にしてるけど）

　それもこれもバッテリーバックアップが無いからこうなる。あの、ずらずらずら
っと出てくるパスワードを写す気には、とうていなれない（しかしいったん止める
時は嫌でもやらねばならないが）。だからお金が半分に減ってしまったからといっ
て、あのパスワードを再入力するなんてとんでもないことである（笑）。困ったな
あ。（う〜む、ポラロイドカメラでパスワードを撮る、って手もあるが）

　全体的なセンスは悪くはない。けれど、なんだかとってもストレスのたまりそう
な作品のような気が．．．★

ＰＡＲＴ　２
　しばらくプレイしていて、突然気がついた。どうも敵が強すぎる、と思っていた
ら．．．なんと！武具を装備していなかった！がび〜ん★どうして最初から装備し
てないんだよ〜。今まで「武具は買ったら装備しないと有効じゃないぞ」と忠告し
てくれるソフトに慣れ切っていたからか（笑）。しかし最初から持ってるものくら
い、装備してても良さそーなものだが。誰も何も言ってくれなかったし★

　あわてて装備すると、いきなり強くなった。お金も貯まる。ちょっとした差が、
ソフトをおもしろくもつまらなくもさせるのだなあと痛感した。しかし、それでも
少し遠出するととても歯がたたぬ敵がわんさか出る。何度も死んでしまい復活を繰
り返す。これはお金を持ち歩かない方が賢明だ．．．ということで買えるだけのア
イテムを買ってから洞くつに入ることにした（持ち金を限りなくゼロに近づけてお
けば、たとえ死んでしまっても被害は最小限である。幸い、王様と会話しないとお
金はもらえないので、しばらくしゃべらなければ一種の貯金になる）。

　洞くつの中に、ゴーレムを売っているところがある。４種類のゴーレムから選ん
で仲間にすることができる。どうせ買うなら一番高いやつにしようと、せっせと貯
めたゴールドで「メタルゴーレム」を買う（１万５０００ゴールドもしたんだぞ）。
　いやあ、こいつは強い！戦闘が楽勝！「最強＊３」（←　一応歌詞の書き込み
じゃない．．．つもり（笑）＜＜誰がわかるんだこんなネタ★）。

　ゴーレムというとどうにも「ぬ〜ぼ〜」を思いだしてしまうのであるが、本当に
いい味出している（残念ながらグラフィックは出ない）。

★「おいっ、それは私が狙ってた敵だろ？」

　ゴーレムはどの敵を狙うかおかまいなし。右を狙ったと思えば今度は左。自分で
操作できないＮＰＣ。このゲームでは攻撃しようと思ってた敵がすでにやられてい
ると、別の敵を狙わずそのターンは「スカ」になってしまう。たいていゴーレムの
方が順番がはやいので自分が攻撃予定していた敵がすでにいない．．．こと、しば
しばである。

★「あ、無理に魔法かけなくってもいいよ．．．」

　私の買ったメタルゴーレムは一応魔法も唱えられる高級ゴーレムである。なけな
しのＭＰを使用してフリーズの呪文を唱えてくれるが．．．はっきり言って攻撃し
てくれた方が効果がよっぽど高い。

★「さっきでＭＰ使いきったでしょ？！」

　ゴーレムには学習機能がついていないようである。すでにＭＰがなくなって魔法
が唱えられなくなってるにもかかわらず、一生懸命唱えてくれる。何度も（笑）。


（昔、ファミコンディスクで「ドルイド」っていうのがあったけど、あれにも確か
ゴーレムが出てきたなあ。かわいかった★）

　このゲーム、第一印象よりは、おもしろく思えるようになってきた。

ＰＡＲＴ　３
　ゲームはいよいよ後半に入った。頼もしいメタルゴーレムを連れて魔法陣をくぐ
るとそこは別世界。ここにある４つのほうぎょくのかけらを探し出し、デスターク
（敵ボス）を再び封じ込めるのだ。

　しかし．．．なんだこの敵の強さは！あっと思った時はすでに遅く、私の大事な
メタルゴーレムは土くれと化してしまった！ゴーレムは一度やられてしまうと復活
しない。あ〜〜っ、私のメタルゴーレム（＝１万５０００ゴールド）がー！！

　仕方ない、勝負とは厳しいものなのだ、幸いまだ１万ゴールドくらいは持ってい
る。王様のところに５０００ゴールドは貯金があるはずだからそれを足してもう１
つゴーレムを買おう．．．などと計算していると．．．。OUCH!!
　自分までやられてしまった！！持ち金は半分に．．．ゴーレム買えない．．．。

　ついに電源を切った（さあ、海に向かって叫ぶんだ！「ばかやろお〜〜★」）。
一応、別世界に入る前にパスワードをとってあったので助かった。しかし、このパ
スワード入力．．．すごく面倒くさい。６０文字もある。これで書き留めるのが間
違ってた日には．．．。このパスワードのせいで遊べる状態になるまで５分はかか
ってしまう。手軽さが利点のひとつのゲームボーイで、これはあまりいただけない。

　新しいゴーレムくんを買った。彼（ん？ゴーレムに性別ってあるのか？？）の協
力で、１つほうぎょくのかけらを取り戻した。
　今度こそ死なせないようにしてやりたい。道具として扱いたくないなあ。

ＰＡＲＴ　４
　大苦労して、とうとう４つのかけらを集め、ほうぎょくを完成した。
失った（メタル）ゴーレムは数え切れない。ひどい時になるとボスのたったひと
吹きの炎でやられてしまう。ゴーレムを連れていてもすぐ失うので、ゴールドが
貯まるまで、一人であちこち偵察したりボスと戦ったりした。
（「しろいかけら」を持っていたボスはメチャ強かったが、なんの、こっちもか
なりの強さだ！負けちゃあいない。楽しかったなあ（当然勝った）★）

　今ではゴーレムより自分の方が強いし、すばやくなっている。ゴーレムを買い
に行く途中で最初の頃の敵と戦うのだが、あの時あんなに苦労した敵を一撃で倒
せるのは嬉しい。「こいつには苦い思いをさせられたよ」「１ポイントしかダメ
ージ与えられなかったなあ」「この魔法でよくやられたっけ」「分裂ばっかりし
て大変だったけど、今はもう分裂する前に倒せるぞ」
　しみじみしながら通り過ぎてゆく。

　このゲームでは敵を倒すと「えもの」としてカウントされ、その数におうじて
王様からゴールドがもらえるようになっている。カウントは２５５まで。２５５
になるとそれ以上増えない。
　ＨＰ、ＭＰを完全回復する「しんぴのみず」を使い、しばらく洞くつにもぐり
っぱなしでいたら「えもの」が２５５になったので、”テレポ”で城に戻る。
　王様が６５５３５ゴールドをくれた。ステータス画面でチェックしてみると、
ゴールドは６５５３５。？？！ちょっと待ったあ！確か４０００ゴールドくらい
持ってたはずだぞ？（まるっきり損じゃないか！！）
　２５５あるいは６５５３５．．．悲しみの限界値．．．。
（こういう時、コンピュータゲームであることを思い知らされる（笑））

　それにしても最後の方の敵キャラは強いのばっかり。ゴーレムが全然保たない。
（３万ゴールドくらいで、「サイバーゴーレム」とかいろいろ売ってればいいの
に（笑））まあ、最後になってくると自分の力のみが頼りということか．．☆
（．．．とここまで書きながらプレイしていたら．．．あった、ありました！！
より強いゴーレムショップが！最強はどうやら「ホーリーゴーレム」４万ゴール
ドのようです（笑）。う〜む、「サイバー」は無かったか（笑））

　しかしデスターク．．．どこにいるんだろう。

　（レビューへつづく）