【 アーケード・パソコンゲーム 】


遊戯王オンライン(コナミ)(カードゲーム)(PC)

【『遊戯王オンライン』(64)】

自分の「遊戯王オンラインレポート(63)」を読んで、罠カード「無謀な欲
張り」を使ってみようと思い、デッキに3枚入れた(3枚持ってた)。
前に「「無謀な欲張り」は、得してるのかわからない」と書いたが、「デッキ
圧縮」として有効なのではないかと、今なら思える。
「デッキ圧縮」の概念を理解するのは、強いデッキを作るうえで大切。
40枚というデッキ枚数は同じだが、デッキの回転を良くするカードを入れる
ことで、必要なカードが手札にドローされるのを早くできる。

「デッキの回転を良くするカード」とは、どういうカードか?
罠カード「強欲な瓶」は、「デッキからカードを1枚ドローする」。
「強欲な瓶」のセットで1枚使っているから、1枚ドローしても何ら得してい
ない気がするが、通常のドローで1枚ずつデッキからドローしていると、40
枚あるデッキから望みのカードをドローするのが遅くなってしまう。
たった40枚だが、通常ドローだけではなかなか「来てほしいカード」が来な
い。「強欲な瓶」などを使って、通常ドロー(ドローフェイズ)以外でデッキ
からカードをドローするようにすれば、残りデッキ枚数が減る速度がアップす
る。残りが減ると、必要なカードが早く来る確率が上がる。
「1枚使って1枚ドロー」するのは無意味なようでいて、意味があるのだ。

「無謀な欲張り」も、「2枚ドローして、次のドローフェイズを2回スキップ
(とばす)」するから、同じことだと思いがちだが、2つの利点がある。
ひとつは、カード2枚分を早く入手できるので、選択の幅が広がる。1手でも
2手でも早い方が、戦略を立てやすく、相手への対処もしやすい。相手が態勢
を整えないうちに相手の戦法の邪魔をしておくことは重要だ。相手のデッキの
得意戦法が発動してしまうと、挽回するのが大変になる。序盤の早いうちに手
をうたなければならないから、手札を早く入手すれば有利になる。

もうひとつは大きなメリットで、「無謀な欲張り」を同時に複数枚使うと、ド
ローフェイズのスキップも重複し、その分、得になる。
例えば、「無謀な欲張り」が2枚手札にある場合、2枚セットして同時に発動
(チェーン)させると、次と、その次のターンの2回、ドローフェイズがスキ
ップされる。2枚だから4回スキップかと思いきや、2枚分で2回のスキップ
ですむ。1枚ずつ、別のターンで使うと、1枚につき2回スキップしなくては
ならないが、重ねて使うと、少ないスキップですむのだ。
同時に3枚手札に来ることは少ないだろうが、2枚来ることなら結構ある(3
枚集まるまで待ってもいいが、スピーディに行動した方がいいので3枚そろう
まで待たない方がいいかも)。

「無謀な欲張り」という言葉には良いイメージがなく、「失敗するから欲張ら
ない方がいいよ」という響きがある。しかし案外、無謀とは言えないメリット
がある。
無謀ではなく、積極的にカードの早取り(手札充実)をしているのだ!
欲張りではなく、早め早めの行動を心がけているだけだ!
早起きは3文の得! 早く行動すると、ちょっと得になるんだ!

3枚デッキに入れてデュエルしてみると、デッキの回転が早い。入れてない場
合よりも、デッキの残り枚数が早く減る。まだ勝負がついてないのに残り枚数
が10枚以下になってしまったりする。ちょっと早すぎるくらい。残りデッキ
枚数がゼロになってしまうと負けになるから、魔法カード「貪欲な壷」を1枚
入れて、バランスをとろう。(「貪欲な壷」は墓地のモンスターカード5枚を
デッキに戻し、2枚ドローする)

【現在のデッキ(40枚)】

【魔法カード】(11枚)
「大嵐」「地割れ」「光の護封剣」「スケープ・ゴート」「洗脳−ブレイン
コントロール−」「強制転移」「ライトニング・ボルテックス」「波動キャ
ノン」「地砕き」「貪欲な壷」「封印の黄金櫃」

【罠カード(10枚)】
「王宮のお触れ」「神の宣告」「死のデッキ破壊ウイルス」「聖なるバリア
−ミラーフォース−」「無謀な欲張り(3枚)」「サンダー・ブレイク(3枚)」

【効果モンスターカード(19枚)】
「巨大ネズミ」「ジャイアント・ウィルス(3枚)」「素早いモモンガ(3枚)」
「霊滅術師カイクウ」「ならず者傭兵部隊(2枚)」「お注射天使リリー」
「魂を削る死霊」「氷帝メビウス」「炎帝テスタロス(2枚)」
「冥府の使者ゴーズ」「ネクロ・ガードナー」「サイバー・ヴァリー(2枚)」

80枚デッキは大量すぎるから、やっぱり40枚がいいね。

【2010.2.5】

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