【 アーケード・パソコンゲーム 】


遊戯王オンライン(コナミ)(カードゲーム)(PC)

【『遊戯王オンライン』(34)】
マッチ戦。
相手がフィールドに地属性モンスター「巨大ネズミ」を召喚。
(巨大って、どれくらいの大きさなんだろう?)
「巨大ネズミ」は攻撃力1400・守備力1450で、強さとしてはそこそこ
だが、戦闘で倒されると、デッキから「攻撃力1500以下の地属性モンスタ
ー」を1体、フィールドに攻撃表示で召喚できる。
防御は弱めだけど、倒されてもすぐに代わりの壁モンスターを呼べるのは心強
い。相手の攻撃モンスター数が少なければ、次の自分のターンまで場に生き残
れるので、いけにえとして使うこともできる。
こういう「倒されるとデッキから同じ属性の仲間を呼ぶモンスター」は、他の
属性にも存在する。闇属性は「キラー・トマト」、炎属性は「UFOタートル」。
光属性は「シャインエンジェル」。風属性は「ドラゴンフライ」。水属性は
「グリズリーマザー」(なんで熊が水属性なんだろ?)。
同じ属性のモンスターをデッキに組んでおくと、その媒介モンスターから連鎖
して召喚できる。
TV番組「笑っていいとも!」の、電話で友達を呼ぶコーナーのようなカード。
「巨大ネズミ」をデッキに3枚入れておくと、「巨大ネズミ」→「巨大ネズミ」
→「巨大ネズミ」→「他の地属性モンスター」と入れ替わって、最大4回の攻
撃に耐えられる(差分ダメージは多少受けるが)。
相手にとっては「しつこい」というか、倒しても倒してもすぐ代わりのモンス
ターが召喚されるため、「うざい奴」扱いされるだろう。良く言えば「根性が
ある」「友達の多い奴」なのだが。
戦闘で倒した場合のみ、連鎖召喚できるので、魔法や罠カードで倒して、連鎖
を断ち切るべし。

「巨大ネズミ」から連鎖召喚される地属性の仲間には、2体の個性的な効果モ
ンスターがいる。
紹介しよう。
「異次元の戦士」と「ドリーム・ピエロ」だ。
「異次元の戦士」は攻撃力1200・守備力1000だが、この戦士と交戦し
たモンスターはたとえ攻撃力で勝っていても、「異次元の戦士」とともに「除
外」される。
墓地へ行けば復活の手だてもあるが、「除外」されてしまうと戻ってこれない。
「異次元」へ、とばされてしまうのである。
攻撃力の高いモンスターも、この戦士にだけは手を出せない。
「巨大ネズミ」から「異次元の戦士」が呼びだされれば、攻撃できるモンスタ
ーが残っていても、攻撃を中断せざるをえなかったりする(しかし、そこで攻
撃をやめると、次のターンで自分のフィールドの重要モンスターを狙われるの
で、攻撃力の低いモンスターですぐ除外しておくべきかも)。
「異次元の戦士」は弱いモンスターで相打ちさせるか、魔法や罠カードで倒す
といい。
青色を使ったデザインが、なかなかキレイなカードだ。
デッキに1枚は入れておくといいかもしれない。

「ドリーム・ピエロ」は要注意で、これが「巨大ネズミ」連鎖召喚の最後に登
場すると、うまく相手の策略にハマッてしまった!! という感じがする。
攻撃表示の「ドリーム・ピエロ」を守備表示に変更すると、相手フィールドの
モンスターを1体、破壊できる。
自分のターンのバトルフェイズで相手の「巨大ネズミ」を攻撃し、攻撃モンス
ターの最後の攻撃後に「ドリーム・ピエロ」が召喚されると、次の相手のター
ンで、「ドリーム・ピエロ」が「こんにちは」と、会釈することが可能になる
(攻撃表示から守備表示に変わるのが「こっくり」と、おじぎしているように
見える)。おじぎしたとたん、自分フィールドのモンスターが1体、破壊され
るのだ。
恐怖の「こっくりさん」。
「ドリーム・ピエロ」のイラストが「にやりと笑っている」のも、このひっか
けパターンを暗示しているかのようだ。
(「ドリーム・ピエロ」とは逆に、守備表示から攻撃表示になることで、相手
フィールドのモンスターを1体、手札に戻すピエロモンスター「マーダーサー
カス」もいるが、こちらは闇属性)
攻撃力1200・守備力900のレベル3モンスターなので、そのままでは長
くフィールド上にとどまっていられないが、「団結の力」などで攻撃力・守備
力をパワーアップさせて何度も「攻撃表示→守備表示→攻撃表示」というパタ
ーンを繰り返して「こっくり・こっくり」し続ければ結構、強敵かもしれない。
「巨大ネズミ」が出てきたら「ドリーム・ピエロ」を警戒して、最後に登場さ
せないように、途中で攻撃をやめるようにすると安全だ。
私も「巨大ネズミ」を3枚持っているのでデッキに入れてみたりするが、攻撃
力が足りないため、勝つための決定打にはならないようである。

【2006.3.22】

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