【 アーケード・パソコンゲーム 】


アヴァロンの鍵(セガ)(ボードゲーム)
(1プレイ300円・2プレイ500円)

【(4):最初のカード】
 ターンが回ってくると、読み込ませたデッキカードの中からランダムで6枚が選び出され、
 それを使って移動や戦闘をおこなう。このゲームの面白いところは、戦闘に使うモンスター
 カードが、移動にも使える点だ。モンスターカードと同じ色のマスを、カードの「移動力」
 のぶんだけ移動できる。ボードゲームの移動方法はサイコロやルーレットによるものが多い
 中、これはユニークなシステムである。
 カード位置のパネルを指でタッチして選択すると、移動可能なマスが光る。そこを進み、途
 中で対立相手の配置モンスターに出会ったら戦闘になる。
 全体マップを眺め、うろうろ動いているうち、ターン終了。
 今度は、鍵を持つ「ホルダー」のターン。参戦したばかりの私は、鍵を追う立場の「チェイ
 サー」だ。
 他のチェイサーとホルダーの戦闘が起こったりしている間、必死で画面を見つめ、操作を理
 解しようとする。パンフレットを読んで理解したつもりでも、いざ実際にプレイするとどう
 していいか、わからなくなる。移動はわかったけど、それからどうすればいいんだっけ?
 ターンが回ってくるたび、プレイヤーのライフ値は2ポイントずつ減少していく。
 初期値は5ポイントなので、何もしなければ3ターンでライフがゼロになる計算だ。
 「ほこら」に行けばいいんだよね……「ほこら」って、どこ? あの光ってる場所?
 などと考えているうち、ライフがゼロに。2プレイぶん、お金を入れてあるので、コンティ
 ニュー。光る「ほこら」にたどり着くが、何も起こらない。あれ? なんでぇ?
 うろうろしているだけで、ゲームオーバー。データノートをそばに置いていても、ゆっくり
 見ている余裕など全然なかった。制限時間つきだと、やっぱりアセる。
 プレイ終了すると画面にディアドラ校長が現れ、ねぎらいの言葉をかけてくれる。1プレイ
 ごとに新しいカードが1枚出てくるのは楽しみ。ゲームセンターのゲームは割高なわりに、
 手元には何も残らないことが多いから(景品とりゲーム以外は)、プレイした証が残るのは
 何となく嬉しい。
 2プレイ終了したので、カードを2枚ゲット。最初に出てきたカードの袋を、早速あけてみ
 る。黒いビニールの右端をピリッと破って……
 いきなり、カード上部を折り曲げてしまった!
 しょっぱなからミス!
 データを読み取るカード上部が、ゆがんでしまった!!
 そのカードは「ブラッギス」。これのせいなのかわからないけど、デッキに入れてもカード
 が正しく読み込まれず、持ってない「アライクパ」や「ピノ」が手札に出てきたりした(ポ
 ケモンでいうと、「勝手に出てきちゃダメー!」状態。ゆがんでるのは、使わない方がいい
 かも)。カードの袋に「カードを傷つけないよう、注意して開封してください」と注意書き
 がしてあるとよかったかな。

 しばらくプレイしていたが、やっぱりどうしたらいいかわからないので、そばにいた店員さ
 んに質問する。聞くは一時の恥。聞かぬはプレイ料金の損。

 私「あの、どうすればライフが回復するんですか?」
 店員「戦闘に勝つか、鍵を奪って、光る「ほこら」に入ればいいんですよ」
 私「「ほこら」に入るだけじゃダメで? 鍵をとらなきゃいけないんですね」

 なるほどなるほど。
 回復方法はわかったが、実際やってみるとホルダーに追いつけない。移動カードが足りず、
 なかなか戦闘にすらならない。
 何度かコンティニューを繰り返し、初日で4500円も使ってしまった。新しいカードは手
 に入ったが結局、一度も「ほこら」に到達できず。

(2004.1.13)

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