【 アーケード・パソコンゲーム 】


アヴァロンの鍵(セガ)(ボードゲーム)
(1プレイ300円・2プレイ500円)

【(3):プレイ開始!】
 白と茶色でデザインされた特製専用ポーチに黒いカードケースを入れ、カードデータを書き
 込んだノートを持ってゲームセンターへ出陣。
 実際にプレイする時がやって来た。
 その日、4つの席はすべて埋まっていた。順番待ちノートに名前を書き込み、しばらく待つ
 ことに。ドキドキする〜。うまく操作できるだろうか? コンピュータでなく人間相手だと、
 初心者だということがモロわかりになって恥ずかしい。
 他のゲームを見て回って時間をつぶしていると、店内アナウンスで名前が呼ばれた。
 出番だ。
 ひとりがプレイを終え、その空いた席に座る。大画面の共通スクリーンが目の前。人間3人
 と、コンピュータプレイヤーひとりで、戦いは続いている。今から、あそこに飛び入り参加
 するのだ。手元の操作パネルをタッチすると、「通常プレイ」と「体験プレイ」選択画面が
 出た。体験プレイ(100円)はプレイ方法を理解するための初心者用モード。こういうモ
 ードが用意されているのは親切だね。しかし体験プレイではカードがもらえないので、思い
 きっていきなり実戦に入ることにする。ICカードをスロットに入れ、プレイヤーキャラク
 ターを選択。「イーノ」を選ぶ。これから、よろしくね。2プレイ連続の方が得なので、5
 00円投入。500円玉は使えないので、100円玉5枚だ。
 次に、デッキのカード30枚を別のスロットにまとめて入れ、ふたを閉める。すると、カー
 ド内容が画面に一覧表示された。カードデータの読み取りが、あっという間だ。30枚もあ
 るので時間がかかるかと思ったら、一瞬で読み取ってしまう。ハイテクノロジー。
 操作パネルに登場したナイスバディな眼鏡のお姉さんは、魔導アカデミーの校長先生・ディ
 アドラ。このゲームでは、魔導アカデミーという学校に入学し、プレイヤーは生徒となって、
 昇級を目指す。現実世界の学校のように、時間がたてば自動的に上の学年に上がるのではな
 く、鍵を奪いあい、「ほこら」や「城」に回数多く到達した者だけがポイントを獲得でき、
 昇級できる実力システムだ。
 校長先生の最初のあいさつを聞き、プレイ開始を待つ。4人のプレイヤーの中で、鍵を持つ
 ひとりを「ホルダー」と呼び、残り3人を「チェイサー」と呼ぶ。ゲームは、ホルダーのタ
 ーンとチェイサーのターンが交互に繰り返される。チェイサーはホルダーを追いかけ、モン
 スターを戦わせ、勝てば鍵を奪取できる。新規プレイヤーの参加は、ターンの切りのいいと
 ころから開始される(ターンの途中からだと、不利になるもんな)。
 データノートをひろげて、そばに置き、準備は万端。
 しばらくして、操作パネルに共通スクリーンと同じマップが表示された。私のイーノが参戦。
 戦闘開始だ!

(2003.12.3)

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