『シャイニング・フォース〜神々の遺産』(感想)
発売日 1992年3月20日
定価 8700円
メディア メガドライブ
メーカー セガ
内容  戦闘画面が映画のようなシネスコタイプの 
 シミュレーションRPG。


注:ネタばれ内容を含みます。
PART 1
 第四章のところで放り出していた「シャインニング・フォース〜神々の遺産〜」 をひっさびさに、やることにした。これって予約までして発売日に買ったんだっけ 確か★なのに少しやってそのままだった。私は「シャイニング&ザ・ダクネス」を かなり気にいってしまったクチなので、これにもおおいに期待していた。 (なにしろアンケートハガキの、このソフトを買った理由、の欄に「シャイニング &ザ・ダクネスの続編だから」としっかり書いているくらいなのである)  しかし。同じ3DRPGだと思っていたら... 第一声「なに!?これって「ファイヤーエ○○○ム」ではないか!!」  確かにグラフィックはかなりの出来で、システムや音楽も良い。が!最初抱いて いた印象がかなり外れたのでとまどってしまった。  でも今再開してみると、やっぱりなかなかおもしろいのである。セーブする時の ゴオ〜〜〜ン...という鐘の響きがここちよい。アイコンのシャッ、シャッとい う動きにはちょっとタジタジとなってしまうが(笑)。  ふっと気がつくとヨーグルトという某ぼのぼのをホウフツとさせる、おかしなキ ャラが仲間に加わっている!(なんなんだ〜こいつ(笑))前章までの記憶があま りないのでいつ仲間にしたのか忘れてしまった...。  前章まででかなりの仲間のHPが0になったままだったので教会で復活させる。 (教会の左上の方でなんかへんなものが動いたんだけど何だろう。確認したくとも あそこまで行けない)  金貨はさいわい1万以上たまっていたので道具や武器も買いなおす。おう、そう だ、転職もできるんだっけ、やっておこう。自分は”ゆうしゃ”に、タオは”だい まどう”に、ロウは”だいそうじょう”になった!しかし...このヨーグルトっ てのは一体...(「ヨーグルト ヨーグルトはヨーグルトになった」..って、 変わってないじゃない(笑))。  メガドライブもやっぱり結構グラフィックが美しいなあ。カチッとしてるってい うか。(マーク3のパステルカラーも好きだったけれど)
PART 2(〜第4章)
 ようやく、エリオットと決着をつけた。なにしろコイツはやたらカタい上に、 HPが自動回復!するし、攻撃力はあるし...。この平原での戦闘はいったい 何度やり直したことか。主人公が弱すぎて話にならない。ザコのペガサスナイト のたった二撃でやられてしまうのである。囲まれてタコ殴りにされた日には神父 さんの前にすぐさまワープである。 (”ゆうしゃ”に転職したらHPがちょっと下がってしまったし★)  何度も戦闘を繰り返したおかげで皆、相当レベルアップし、まあまあ強くなっ た(やれやれ)。金貨は前もって武器に買いかえておいた。いざとなれば武器を 売ればよいのだ。でないと負けるたびに金貨が半分になる(冗談ではないぞ)。  さいわい、復活にかかるお金はそんなに高額ではないので一回戦闘すれば稼ぐ ことができる。  しかしこのだだっぴろい平原での戦闘は、やり直すたびに敵に向かって前進し なければならない。いつ戦端がひらかれるかドキドキするのはいいが、それまで ひたすら全ユニットを移動させねばならないのは多少苦痛だ。(「全員精一杯、 移動しろコマンド」ってないかな〜←すぐ楽しようとする(笑))  再びパオの列車が来た。そこで2人??の仲間が増えた。  ■ドミンゴ...かわい〜〜〜!!かわいい!!しかも”まほうせいぶつ”っ          てのが気に入った!  ■ガンツ....「俺だよ、忘れたのか?」(...忘れてたよ)          彼の戦闘場面での後ろ姿をはじめて見た時、一体画面上に何          が現れたのかと思ったぞ★  しかし、変なヤツばっか出てくるな(笑)。それからまた戦闘し、船を手にい れた。かなり強くなっていたので後半はやり直さなくて済んだけど、キャラが何 人かやられてしまった(シーバットに集中攻撃された★)。  どうやらボスはHP自動回復するようである。まあ、最終的には多勢に無勢、 だから(ボス1人取り囲んでナベつつき...じゃなくて総攻撃するから★)、 それくらいは仕方ないかな。
PART 3(第5章)
 4章とくらべ、なぜかあっという間に終わってしまった第5章。やっぱり転職す ると(一時的にHPは減るものの)かなり強くなれるようである。  武器も強いのを買いそろえたし、わが道に敵な〜し!!ってやつですか(おっと これは会議室が違いましたね(笑))  あの神の国への入口のところが目のデザインになってるのがいいなあ。あー、あ れが開くとこ見たかったな〜。あともうちょっとだったのに邪魔が入ってしまって 大幅な遠回りをするはめに...★まあ、過ぎたことをぐだぐだ言っていてもはじ まらない。前進するのみ。  ”ほんじん”へ行くと次の戦いについての助言をしてくれたりするのだが、よく 考えてみると、なんで次の戦闘のことが分かるんだろ(笑)。予知能力があるなら わかるけど...。  それにしても音楽がなかなか。戦闘の時、戦いが終わってレベルアップすると、 音楽もそれにあわせてと〜っても盛り上がりを見せる。この時の気分の高揚感は 最高である★わるくない。わるくないぞ。
PART 4(第6章)
 子供たちだけの国(村)というのはいいなあ。自分たちで自立して生活してる なんてすごい。最初の戦闘では、突然伏兵が出るのでびっくりした。二度目から は最初から見えてたけど(三国志みたいなことやってくれるじゃないの)。  バリュウとはじめて会うシーン。カリンが「きゃあ!」と叫び声をあげた時、 奥にある宝箱を開けてから様子を見にいった私(笑)。う〜む、これって人間性 を試してないか??(でもすぐ行かなくても結果は同じだし...(言い訳))  カインが出てきたが、こいつのこともほとんど忘れさっていた。やっぱりスト ーリーのある作品は間をあけすぎるとダメだな★戦闘は案外早く片付いた。カイ ンが消えてしまったので「あ!死んじゃったか...」と思って神殿の中に入る と、しっかりいた(笑)(まぎらわしい奴だな)。  しかしダークソルの奴。何がデーモンブレスだ!何が「ここまで生かしておい たのも」だ!(RPGにおいて、何故ラストボスがわざわざ主人公が成長しきる まで待っているか...に対する、開発者の声と私はみた(笑))  でも主人公が逃げたのにしつこく追いかけないなんて、甘い。甘すぎるぞ(そ れとも「デーモンブレス」の呪文はあまりにMPを消費するので一度に1回しか 使えないとか?)。  ミシャエラが出てきた。ごめん。あんたのことも忘れてるよ★(う〜んと、確 かサーカスでパペット操ってた人でした?ああ、記憶が〜〜)デーモンキャッス ルまでの道のりはやけに長い。そのうえ足場がゴツゴツしていて歩きにくい。  全部の敵を倒す頃、足の遅いキャラ達はまだ、後方でもたもたしていた(笑)。  ダークキャッスル内のデザイン(物の配置など)はとてもきれいだ。ミシャエ ラたちが徐々に奥へ引いてゆくのも、追い詰めてる感じがしていい(ワナにはめ ようとしてるのかもしれないが)。戦闘は文字どおり死闘となった。味方がばた ばた消えていく。スパークという呪文は効果がとても美しいのだが、アレをまと めてかけられると...悲惨をきわめる。  とうとうミシャエラだけが残った。しかし強い!呪文効果範囲がむちゃくちゃ 広い。主人公が前にたって戦うが、HP自動回復のため全然マイナスできない。  味方の数は片手で数えられるくらいになってしまった。どうしよう、このまま では全滅だ。いまさらリターンを使って逃げるのもくやしい。と、気がつくと近 くに宝箱がある...。まわりでひたすら戦闘を見守っていた仲間(なにしろ、 ミシャエラに近付くと危険だから)に開けさせる。なんと!「ひかりのつるぎ」 ではないか!!  急いで主人公にかけより、つるぎを渡す。すぐさま装備。攻撃力がぐんとアッ プ!!なんとかミシャエラを倒すことができた。(荒技だな〜)  ミシャエラの最期の言葉で、ひかりのつるぎを持ってゆくがいい...と言わ れたが...ごめんね、あんたを倒したのがそのつるぎなのよ★
PART 5(第7章)
 プロンプト(>?)国へ入る。 (う〜ん、やっぱり「世界一周ツアー」になるようだな)  前章のミシャエラのいた城で取ってない宝箱があったのに! 「戦闘後に開けられるだろう」と思っていたら...。  戦闘の際に開けないといけなかったのね。すごい武器が入ってたかもしれない のに、惜しいことをしたな。まあ「ひかりのつるぎ」があるからいいか。 (私の前発言、#93で、「デーモンキャッスル」「ダークキャッスル」などと 書いてましたが、本当はどっちか...わからなくなってしまいました★セーブ しちゃったから確認できない。うろ覚えで書くのはいけませんね。ここで一句。 「登録を する前によく 見直そう 後で気付いても もう遅い」)  ワイヴァーンの強烈火炎地獄も嫌であるが、何といっても、トーチアイ!これ がシャレになってない。ビーム出すんじゃないってのに!しかも二連発。しかも クリティカル。主人公の攻撃力はかなり高くて、どんな敵もほとんど一撃だとい うのに、防御がいま一歩。何度トーチアイにビームで強制送還されたか☆ (プレインなんとかってやつも(レーザー)ビーム撃つし)  私はどちらかと言えばフィールド上より、城内などでの戦闘の方が好きである。  塔の中での戦闘も何度かやり直しつつ、クリアした。 設定自体は面白いけれど、とってつけたような展開。兄弟、というのがいまいち 生かされていない気がした(兄弟に見えない、というのもある)。  メタファ(神の国)への入口が、とうとう開いた(この開き方はもうひとつだ な。ゴゴゴゴゴ...と、かっこよくやってほしいものだ)。そこで究極の剣を 手に入れる。緑色に光る、とてもきれいな剣だ。  ところで「ませんし」の攻撃の際のオーバーアクションは思わず力が入ります ね。それで空振りすると一気に力が抜けますね(笑)。 (あれを見て、「侍ジャイアンツ(←また古いネタを..)」のえびぞりハイジ ャンプを思いだすのは私だけだろうか)  ドラゴンマスター・レベル1のバリュウの攻撃も、「おおっ?」と思いきや、 全然大したことがない(1ポイントダメージしか与えられないとは情けない)。  これから強くなるのかな。でももう終盤のはずなんだけどな★ (「ドラゴンマスター」より「マスタードラゴン」の方がいいなあ)
PART 6(第8章:最終章)
 ついにルーンファウスト国へ入った。  やっぱり精鋭部隊というだけあって敵は強い(ついにドラゴンが出た!)。でも こいつらはあまり積極的に動かず、石像のように止まっていてくれるので助かる (キメラだけは違うようだけど)。やっと全部倒したと思ったら...げげっ★  あ、悪夢だ!ビーム部隊(トーチアイ&プレインメタル)の大集団!があらわれ た!!  こんなのをまともに相手してたら、すぐ全滅だ、逃げろ〜ってなわけでラムラ ドゥのいる上方に上がる...が、まに合わない者もいてあえなくえじきになる。  これは一気にたたかないと。しかしこいつのHPの多さはなんだ? 今では仲間 うちで一番レベルの高いドミンゴに、主人公へむけてアタックの呪文をかけさせる。 もうすぐそこまでビーム部隊が迫ってきていたギリギリのところで、倒す。  そしてダークソルとの決戦!おおーーーっっ、も・り・あ・が・る・ぞ〜〜っ! 中央のやけに狭い道をビームの雨にさらされながら、突破。狙うはダークソルただ ひとり。ザコは仲間たちにまかせる。  くらえ、このやろうっ!  比較的、すぐに倒せた。しかし奴は自分の身を犠牲にしてまで黒竜をよみがえら せた!(自分の命を投げだしてまでやるか?ヤケになってるな)  うわあ!!こいつは...すごい!これがダークドラゴンか!頭が3つもある! こんなのに勝てるのか??!(「とけてやがる」。おまいは巨神兵かっっ★) ダークソルとの戦いで仲間が減っていて、アイテム類をかなり使ってしまったので リターンで戻って体勢をたてなおそうと一瞬思ったが、ここまで来てそれをやると リズムをこわす。ぶっ続けでいこう!  しかし...ダークドラゴンは凶悪な強さである。デーモンブレス〜!(うわ〜 !!)そして究極、ソウルスチル・レベル2〜!(ばかやろ〜〜★)とんでもない ヤツだ。まあ、ソウルスチルが主人公にはかからなかったからよかったものの、仲 間がほとんどいなくなってしまった。最初にかけてもらっていたアタック、クイッ ク、スペルウォル(←困ったことに、これは仲間の援助呪文もはねかえす)の効果 も消え、もったいなくて使えなかった「めぐみのあめ(HP全員ある程度回復)」 も2つ使い切る。  3つの首のうち、2つをやっつける。あとひとつ!う〜、苦しい戦いなのに、な んでこんなに楽しいんだ?いけ、最後の一撃!!(←これのアニメーションだけ変 えてあるのが感動した。主人公以外ではとどめはさせないのかな)  やった、倒したぞ!  しかしさらにカッコいいのはこれからなのである。カオスブレーカーをドラゴン の額につきさして封印するのだ。いや〜、このシーンはいい!ラストにかけて、す ごくドキドキした。やってくれるなあ、もう。  今までの苦労が思い切り報われたラストであった。最後の方の盛りあがりは、す ばらしい。エンディングを見ながら思わず深く、息をついてしまった。  コーキチというキャラをついに探しだせなかったのと、「おじいちゃん」に会え なかったのが多少残念ではあるけど、よかった。おもしろかった。
     PART 1:'93 4/29   PART 2:'93 4/30 AM
     PART 3:'93 4/30 PM PART 4:'93 5/1
     PART 5:'93 5/2 AM PART 6:'93 5/2 PM
 NIFTY-Serve FCGAMEM メガドライブ会議室 #38,66,79,93,109,112
                    (登録日 '98/8/12)
ソフト発売1992年3月備考レビュー