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ラプラスの魔
PCエンジン(SCD)
RPG
1993.3.30
ヒューマン
3Dダンジョン・ホラーRPG。パソコン版(ハミングバードソフト)の移植。確か、1000円くらいで体験版を買ったのだが、そっちをプレイする前に本編を買ってしまった。最初にボーナスポイントを振り分けて職業を決めるキャラクターメイキング法は、『ウィザードリィ』の影響を感じる。ウィザードリィの迷宮の恐怖をホラーで表現した感じ。少しずつ能力を高め、謎を解いていくのが面白い。キャラクターの顔グラフィックは何種類かから選べるが、あまり気にいったのがない。でも、リアリティを出し、作品世界の不気味さを活かすには、こういうデザインでいいのかもしれない。
雰囲気たっぷりのグラフィックとストーリー展開。足音や扉を開ける音などの効果音がリアル。モンスターを倒すことでお金を得るのではなく、カメラとフィルムを使ってモンスターの写真を撮影し、それを売ってお金にする。面白いアイデアである。
敵が強い。最初から容赦なく罠にひっかけられる。装備購入の仕方がまずいと、あっさり全滅する。ウィザードリィよりもキツいかもしれない、シビアなシステム。キャンプして眠ると体力&精神力をわずかに回復できるが、ある程度の時間がたってからでないと「あまり眠くないので眠れません」と表示されるため、少し待たなければならない。思わず「いいから眠れ」と言いたくなる(笑)。
序盤しかプレイしていないのだが、要領さえつかめば、楽しめる作品だ(もう少しプレイヤーに親切なつくりにして、とっつきやすくしてもよかったとは思う)。タイトルのネーミングセンスが良い。
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