083.
魂斗羅
ファミコン
アクション
1988.2.9
コナミ
「コントラ」と読む。暴走族のスプレー落書きのようなタイトルだが、暴走族が暴れまくるゲームではない。地球を侵略する魔物を倒すべく、硬派な2人の男が銃をかまえて戦う、正義感あふれるアクションゲームである。曲のノリが良く、2人で協力して進んでいく2人同時プレイがとても楽しい。ステージは横(縦)スクロール面と3D面が交互に展開する。縦スクロール面では、一人が先に画面上部へ上がりすぎると強制的に画面が上へスクロールし、下のほうにいたもう一人は無残にもスクロールにはねとばされて1ミスとなる。どちらか片方が先走るとミスにつながりやすいので、味方にあわせ、連係して動く必要があるのだ。3D面では、前方からゴロゴロ転がってくるトゲトゲつきの鉄棒(?)を、うまくジャンプでかわしながら進む。私はこれをよけるのが下手くそで、いつも足をはさまれてミスっていた(「来るぞ、来るぞ」とわかっていても、いざ跳ぶ段になると跳びそこなってしまうのが情けない。だいたい、私は“タイミングを要求される動き”というやつが苦手である。小学生の頃に近所の子とやったゴムとび(チョンパ)や、団体なわとび(うどんこ)など、よくひっかけて失敗したものだ)。 アクションのうまい弟と違って、私は面の最後に登場するボスとの戦いまでに残機を使い果たしてしまうことが多かったため、しばしば、ひとりきりでボスと戦う弟のプレイをただ眺める傍観者と化さざるをえなかった。 −−3D面で、あと残機が1しかない状態−− 私:(一緒に2人プレイをしている弟に向かって) 「おーしっ、今度こそは絶対よけてみせる! 私もたまにはボス戦に参加したい! これだけ何度も失敗してまたミスったら、もうバカだもんな! なーに、コツはつかんだ! いける!」 ゴロゴロゴロ……(転がってくる鉄棒) 私:「跳べえっっ」 ツッキューン!(私のキャラだけがはねとばされる悲しい音) 私:「……あれ?」 弟:「……何やっとんの?」 それでも、とても楽しめたゲームである。
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