081.
殺意の階層
ファミコン
アドベンチャー
1988.1.7
HAL研究所
推理アドベンチャー。はっきり言ってグラフィックはショボい。しかし私は、この作品から軽い衝撃をうけた。事件を解決して、ちゃんとエンディングも見たというのに、どうも何かがひっかかる。心のなかのモヤモヤの正体を確かめるために、気になった箇所を再度プレイ。すると、隠された事実が浮かびあがった……! 巧妙に仕掛けられた、ひとつのトラップ(罠)。注意していないと真実を見落としてしまう。目の前に現われている表面的なことにとらわれず、よく見て自分の頭で考えることこそが大切なのだというメッセージを込めた、開発者からの“見えない挑戦状”。その存在に気づかなかったプレイヤーも、いたに違いない。
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