【ゲームボーイ】
『ちびまる子ちゃん2・ デラックスまる子ワールド』 |
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発売日 1991年9月13日 定価 3800円 メーカー タカラ 内容
三本のストーリーで構成された、ミニゲームつきの
アドベンチャー。
タイトル画面ではCMソング(西城秀樹が歌ってるヤツ)のアレンジが流れる
中、まるちゃんの百面相が見られる(なかなかいい味出してる)。
この曲、ノリがよくて合ってるな。
グラフィックは顔アップのは結構似てるけど、小さい絵だと少しイメージ違う
かな?でも特徴をよくとらえたセリフまわしのせいか、そんなに気にならない。
●第1章「まるちゃんの授業参観の巻」
基本BGMにチャイムの音を使っていて、学校らしさが出てるのが良い。
それにしても「帰りの会」だなんてなつかしい。タイムワープしちゃいそう★
(ミニゲームその1:”はまじとたいけつ”)
ドッジボールを投げあって、3回当たった方が負け。簡単。し、しかし何故、
飛び箱(ネットがわり?)が勝手に動くんだ??(深く考えてはいけないのか)
(ポルターガイストか(笑))
(ミニゲームその2:”せんせい、はい!!”)
これが意外に難しい★まるちゃん達が横一列に並んでいて、指カーソルがピピ
ピピピ...と移動してるのをボタンを押して止めるんだけど、うまくまるちゃ
んで停止しない。クイズ問題は同じのが何度も出るからいいとしても☆
●第2章「みんなで楽しく海水浴の巻」
電車が走るとこをしっかりグラフィックでやってくれるのが嬉しい(一瞬私は
”前方からとんでくる障害物を避けるミニゲーム”がはじまるかと思ったが★(
<<待て待て、電車だぞ?!))。最後がなかなかロマンティック。
(ミニゲームその3:”はまべですいかわり”)
カン。ひたすら第六感で棒きれをふりおろす。1回失敗すると、「もっと右」
とかヒントが出る。(あ、スイカ食べたくなってきた(笑))
(ミニゲームその4:”ブーたろうとたいけつ”)
昔、よくこの手の遊びやったなあ。ジャンケンしてチョキで勝ったら「ち・よ
・こ・れ・い・と」って進むの☆(このゲームではグーは”ぐんかん”、パーは
”ハワイ”になってるけど、私がやってたやつは”グリコ”に”パイナップル”
だった)
●第3章「まるちゃん、お祭りにいくの巻」
出た、まるちゃんのお父さん。このキャラって好きなんだよね、なんとなく。
(チョイ役だったな〜、しかし)
どうせお祭りだったら、射的とかヒヨコ捕まえ(?)とか風船つりとかもやっ
てみたかった(う〜ん、祭りも最近行ってないな。かき氷とかホットドッグとか
お化け屋敷とかチョコバナナとかスポロガムもどきの賞金当てとか...あ〜、
なっつかしいねえ、今ちょうど時期だし(笑))。このお話は比較的長め。ラス
トの花火は上方スクロールしてもっと派手にしてもよかった。
(ミニゲームその5:”おじいちゃんをさがせ”)
...不気味だ。なんだか不気味なものがあるぞ、これは。ニセモノのおじい
ちゃんが2人出るけど..この人たちは一体??(笑)
(ミニゲームその6:”きんぎょすくい”)
おいおい、なんだこのスピードの速さは?!(金魚じゃなくてピラニアかと思
ったぞ☆)(しかも気のせいかザリガニまで泳いでないか?)
さすがに最後のミニゲームだけあって難易度は最高である(笑)。といっても
他のが簡単すぎるのであるが...。
(ミニゲームその7?:”おじいちゃんをさがせ”パート2)
”きんぎょすくい”で最後かと思ったらまたこれをやるはめになるとは。それ
にしてもしかし、前後の脈絡の無いミニゲームだな(笑)、これって。
赤のパッケージデザインがキマッている(まるちゃんって赤が似合う)。説明
書も”まるちゃん言葉”が使われていて楽しい。(最後に丸尾くんが”ズバリ”
ヒントをくれるし(笑)。でもヒントなんてなくても、詰まることはない。コマ
ンドを適当に選んでいれば進む。..これって、一応デジコミになるのかなー)
メッセージ表示がちょっとばかり遅い気がする。ボタンを押しても早送りでき
ない。速度を変えられるとよかった。小さい子のためにゆっくりにしてるのかな。
(相手に同じセリフを繰り返してもらう”ききなおす”コマンドもあるのにな)
クイズやミニゲームはたとえ失敗したとしても、何度でもすぐやり直せるので
良い。
ところどころで入るナレーション(ツッコミ)が笑える。セリフを読んでいる
とアニメでの声が自然に脳裏に響く。花輪くん登場&退場の時に専用の曲が鳴る
演出がいい。
「このキャラにしては、ちょっと言動がシビアすぎないか?」と思うところも
ないではなかったけれど、おおむね各キャラクターの特徴がしっかり把握されて
おり、原作の雰囲気がよく出ている(あの”パアア...”もあるし)。
スタッフロールで「えかきのおにいさん」「けいさんきのおにいさん(プログ
ラマーさんのことかな?)」「えらいおにいさん(なんかやたらいっぱいいた)」
とか表示されるのが面白い。いかにも小さい子向けって感じ(NHKの教育番組
みたいなノリだ)。
タイトルには”デラックス”とつくけど、最初から最後までやるのにそんなに
時間がかからない。すぐ終わる。でも無理やりプレイ時間をひき延ばそうとして
妙に意地悪なトラップや謎を仕掛けたりするソフトよりはずっと好感が持てる。
じつに気楽に、ちびまる子ちゃんの世界にひたっていられるのだ。
やっぱり小学生あたり向けのソフトだと思うけど、まるちゃんファンの大人で
も、童心にかえって(笑)楽しめるかな。話の途中でパスワードコンティニュー
できるし、ミニゲームだけ遊べるようにもなっている。でも1つ1つのミニゲー
ムは単純なので、しばらくやってると飽きてきそうではあるな☆1度クリアする
とまたタイトル画面に戻っちゃうし。
パスワードは意味のある単語になっていて、わかりやすい(ミニゲーム”すい
かわり”のパスワードは「すいかわりするよ」である。ミニゲーム用パスワード
はあらかじめ説明書にすべて載っている。話の途中のパスワードはスタートボタ
ンを押すだけですぐポンと出るので便利)。
もし私が今、小学生で、このソフトを買ってもらったとしたら、きっととても
楽しめただろう。プレイ時間が短いので定価に対する割高感はあるかもしれない
けど、こういうソフトは夢があっていいなと思う。
'93 8/6 NIFTY-Serve FCGAMEM
ハンディゲームマシン会議室 #243
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(登録日 '97/3/4)
巴かずみのゲームソフトレビュー
/KAZUMI TOMOE'S GAME-SOFT REVIEWソフト発売 1991年9月 備考 なし