【 ファイナルファンタジー11 PS2『ファイナルファンタジー11』(9)】 |
(スクウェア・エニックス)(RPG)(PS2) 『ファイナルファンタジー11』(9) 【「ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記」 】 FF11の冒険に出かける前に、もうひとつ用意しておくものがあった。 元・週刊ファミ通編集員・永田泰大さん(=「風のように永田」さん)の本、 「ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記」を購入し て、FF11をプレイしながら同時に読み進めていくのだ。 この本が出版されていることは知っていたが、FF11を始めるのはまだ先だ と思っていたから立ち読みもしてなかったし、当時の連載記事(インターネッ トページ「ファミ通.com」で連載されていたらしい)も、まったく読んでいな い(というか、連載されていることも知らなかった)。 FF11がサービス開始されてから、すでに4年近く経過しているから、ウェ ブサイトのあちこちで、FF11については語り尽くされているだろうし、ゲ ーム雑誌などにレビューも掲載されているだろう。 しかし私はほとんどそれらを読んでいなかったので(自分がプレイする日まで、 あえて見ないようにしていた)、FF11がどういうゲームなのかまだわから ず、ただFF11関連サイトに飾られているゲーム画像をながめるのみだった。 FF11はオンラインゲームだから、今までのFFシリーズのように大量のユ ーザーが存在するのかどうかは知らないが、超大作なので、FF11について いろいろ書く人はきっと多いだろう。 それらの「FF11について、すでに書かれた文章」をすべて読んで、自分が 書こうとしている内容とダブっていないかチェックするのは大変である。 なぜ、そういうチェックが必要になるかというと、内容が似ていた場合に、マ ネしたのかと思われたくないから。 しかし、そういった文章にはネタばれが多く含まれるものだから、自分がゲー ムを最後の方までクリアするまでは、やはりほとんど読めない。 永田さんの本はおそらく時間順で記述されているだろうから、自分の進行具合 にあわせて(自分が進んだところまで)、少しずつ読んでいけそうだ、と思っ たのだ。 定価950円(+消費税)のこの本を本屋で買おうと思ったが、本屋では見か けたことがなかった。ネットオークションで探してみると、出品されていたの で入札。落札価格は330円でとても安かったのだが、郵送料290円と代金 振込手数料(郵便局の「ぱるる」で130円)をあわせると、750円。 定価より、少し安いだけになった。 数日後。本が届いた。 「ぶ、ぶ厚い……!」 450ページ以上もある、厚さに驚く。 さすがに題材がFFでオンラインゲームという新分野だからか、書くべきこと が山のようにあったらしい。 「永田さん、がんばったなー」と感心しつつ、これで定価約1000円なのは 安い、ファミ通から出てるからたくさん売れたんだろうな、などと考える。 イラストレーションは、週刊ファミ通で連載中の2ページ漫画「いい電子」の、 みずしな孝之さん。いい人選だ。 この本が発売されたのは(奥付の日付によると)2003年5月。 執筆開始は2002年5月。1年弱で、こんなにもいっぱい書いたのか。 続編は書かれていないようだけど、FF11は現在も続いているから、その分 のネタまで書いたとすると、本何冊分になるのだろうか。 私はFF11サービス終了までFF11を続けて、(ネタが出る限り)書いて いくつもりだけど、どれくらいの分量を書けるだろうか。 雑誌でない、単行本を読むのは久しぶり。 昔は、読みたい本をたくさん買って、よく読んでいたものだが、最近は、めっ きり読まなくなってしまった。以前の私はかなりの本(読書)好きだったのだ が。 インターネットページで読むものが結構あるし、いろいろ忙しく、ゆっくり本 と向かいあう時間をとらなくなった。外出時はいつもモバイルパソコンを携帯 してホームページファイル作りや文章書きをしているから、本を持ち歩くこと は少なくなった。 最近の本は、結構高価だという理由もある(1冊1500円前後)。 よほど必要な本以外、買わなくなったので、本代は節約できている。 「ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記」。 ヴァナ・ディールというのは、FF11のゲーム世界の名称のようだ。 とりあえず、プレイ開始前の部分まで読んでみるか。 PS2・BBユニットの購入から話は始まる。なかなか楽しく読める。 約4年前の出来事を、私はこれから、追体験してゆくのだ。 【2006.4.24】 |