【 ファイナルファンタジー11 PS2『ファイナルファンタジー11』(18)】 |
(スクウェア・エニックス)(RPG)(PS2) 『ファイナルファンタジー11』(18)【ヒーリング】 戦闘によってHPとMPが減ったら、回復させなければならない。 今までのRPGでは「街などの宿屋に泊まる」ことが主な回復方法だった。 アイテム消費による回復は割高である。その点、ゲームの宿屋は(現実世界と は違って)とても宿泊費が安い。 FF11には各自のモグハウスがあり、そこへ入れば全回復するようになって いる(無料)。しかし、いちいち街の自室まで戻るのは時間がかかる。 そこで、その場ですぐ回復できるようにしたのが、「ヒーリング」システム。 好きな場所で座り込むと、少しずつHPとMPが自動回復していく。 時間は少々かかるが、お金はかからない。 生物は、動きっぱなしだと疲れるので、動きをとめて休息する必要がある。 疲れて宿屋で休むのは「睡眠」だが、ちょっと活動した後、ひと休みする軽い 休息、それが「ヒーリング」だ。 普通のRPGでは、いったんフルHP&MP状態で街を出発すれば、しばらく は連戦しても大丈夫なバランスになっている。 回復アイテムが安いのでたくさん持ち歩けるし、回復魔法も結構回数多く使え る。街から街への距離は短めで、すぐ宿屋に戻って回復できる。 しかしFF11では、1回戦うと、回復させなければ連続して戦闘するのは危 険な難易度(弱い敵相手ならいいが)。 普通のRPGより、キャラクターが疲れやすいのだ。 (そういえば、キャラクターメイキングの「ヒューム(男)」も、少し歩いた だけで息切れしていたな) 1回戦って休憩。1回戦って休憩。……を、繰り返すわけだ。 (レベル1の頃は、「戦闘フィールドではヒーリングができない」のだと思っ ていて、わざわざ街へ戻ってヒーリングしていた(その方が安全だけどね)) 回復アイテムは高価すぎて買いづらい&使うのもったいないし、いちいち宿屋 へ戻ることを考えたら、その場でヒーリングする方が楽なのだが、戦うたびに 毎回休まないといけないのは、短気なプレイヤーをイライラさせる要因となる。 レベルが上がり、HPとMPが増えるほど、完全回復に時間がかかる(数十秒 から数分待たされる)。 バッテリー駆動時間の長さと充電時間の長さは比例する。 強くなってるのに回復が遅いという矛盾。 強い敵と戦うと、それだけ疲れるということか。 コマンドメニューに「ヒーリング」という項目がないので、私は最初、「ログ アウト」コマンドでヒーリングをおこなっていた。 FF11を終了する時、「ログアウト」を実行したら30秒間ヒーリングして 回復してからログアウトしたので、「ログアウト」コマンドでヒーリングする んだと思っていた。 「ログアウト」は、モグハウス内以外の場所で実行すると、30秒間のカウン トダウンが入る。途中でヒーリングキャンセルすれば、ログアウトも中止され る。 ログアウトしてしまうと、またログインしなくてはならないので、間違ってロ グアウトしないよう、猶予時間をもたせた配慮がされている。ログアウトまで の30秒間をムダにしないため、ヒーリングも兼ねているのは、ちょっとした ことだがナイス・アイデア。 「ログアウト直前にログアウトをキャンセルし、完全回復するまでログアウト コマンドを繰り返す」という回復方法で回復を待っている間、じっと画面を見 つめているわけにもいかないので、私はパソコンのインターネットページを眺 めていたりする(たとえ数十秒でも有効に使おうという姿勢)。 そしてハッとTV画面に目を戻すと、ログアウトしてしまっている! しまった、キャンセルが間に合わなかった! カウントダウンには効果音が鳴らないので、パソコンのインターネット画面を 眺めているうちにログアウトしてしまい、またログインし直しになることが何 度もあった。後で説明書を読んでわかったのだが、L3ボタン(左スティック 押し込み)で、ログアウトしない普通のヒーリングができるのだった。 FF11は普通のRPGと勝手が違うから、最初はちょっと慣れないね。 こんなこともあった。 街からさほど離れていないはずなのに、街に戻れない。 マップを見るが、方向がよくわからない。 遠くが見えず、どっちへ行けばいいのかわかりづらい。 「遠くが見えない」のは視点角度が下向きになったままになっていたためだっ た。「うつむいて歩いていた」のだ(「何か落ちてないかな歩き」)。後で、 右スティックで上下に視点を動かせるということを理解した。 説明書は、よく読もう。 気がつくと、名前の前についていた「?」マークが消えている。 「?Tomoekazumi」→「Tomoekazumi」 「?」は、レベル5以下でプレイ時間が10時間より少ないプレイヤーにつく マークだそうだ。(初心者って感じがするね) 【2007.1.23】 |