『マインドシーカー』

 超能力を鍛えるソフト。マジである(笑)。
 一時期話題になった超能力者・清田益章さん
(彼の書いた本「超能力野郎」は今でも私の本
棚にある)がゲーム中に登場する。いくつかの
ランプが並んでいて、次にどのランプが点灯す
るかを当てたり(予知)、カード裏のマークを
当てたり(透視)。何度も訓練を繰り返して成
績を上げていく。「こんなので本当に超能力が
身につくのか?」という疑問が時々心に浮かび
つつも、結構、真剣にやってしまう。しかしゲ
ームクリアへの道はけわしく、途中で挫折して
しまった。
 最初は、変わったソフトだなぁと笑いながら
プレイしていたのだが、何度もやっているうち、
「超能力は、まずその存在を信じることが大切」
というメッセージがテレパシーで聞こえてくる
気がした。なかなか侮れないソフトである。

   →1989年4月