『妖怪道中記』

 地獄に落ちた主人公“たろすけ”が、地獄コースを
巡ってエンマ大王の審判を受ける。曲と効果音が良く、
絵が非常にきれい。たろすけのデッカいお目々もラブ
リ〜。カエル親分とのバクチ勝負に一喜一憂、負ける
とギャラリーにアザ笑われて、けっこう悔しい(笑)。
 私はアーケード版を少し遊んだことがあるだけだが、
雰囲気にまったく違和感のない、みごとな移植である。
(さすがはナムコ! と感嘆してしまう)

 池に落とされて、なかなか上へはい上がれないうち
にゲームオーバーというパターンばかりだった私は
途中の面までしか進めなかったが、弟は何度かのチャ
レンジの末、エンマ大王に会うことができた。しかし、
いくつかの質問に答えるところで無限ループにハマり、
抜けだせなくなってしまった。もう一度最初からやり
直して、また同じことになったら嫌だしということで、
そこでプレイは終了。残念ながらエンディングは拝め
なかった。バグだったのだろうか。
(弟は「ここまで来るのに苦労したんだぜー?
 わかる? この悔しさ
」としきりに訴えていた)

 それと、このソフトはマルチタップをつなげている
と正常に動かない(修正版が出たのかどうかは知らな
い)。電源を入れても画面が真っ黒のままだったため、
不良品かと思い、パッケージごと捨ててしまった(動
かないソフトを知らん顔で中古屋に売却するほど、私
は根性悪くない(笑))。新しいのを購入したものの、
それもまた同様の症状だったのでしばらく考えこみ、
もしやタップが原因かと気づいて通常パッドにつなぎ
かえたら、直った。
(マルチタップはこのソフトの発売後に出た周辺機器
なので、対応していないらしい)

   →1988年2月