『ヴァリス ビジュアル集』
発売日 1993年2月19日
定価 4980円
メディア CD−ROM
メーカー 日本テレネット
内容  アクションゲーム「ヴァリスII」「ヴァリスIII」 
 「ヴァリスIV」のビジュアルシーンを集めて見ら 
 れるようにしたソフト。各作品のカット間にナレ 
 ーションを入れて編集してある。

 このシリーズはビジュアルがひとつのご褒美になっているんだけど、アクション
部分がうまくクリアできないと見るのにも限界がある。そういう時は裏わざなどを
使ってでもクリアするのであるが、すんなりとビジュアルのみを見られるようにし
てあるこういうソフトも、CD−ROMの可能性に挑戦する?面白い試みではある
と思う。

 SCD−ROM対応になったというわけでもないのでスピードとかは変わってな
いんだろうな。特にIIは画面が切り替わるのを待ってる時間が多少、もどかしかっ
たりする(ちょっと、「ドラゴンボールZ」のアニメを見てる時の気分(笑))。


■「ヴァリスII」■(約20分(エンディング部含む))  懐かしい〜。そういや、こんな風だったなあ..。一応最後までクリアしたんだ っけ、全ビジュアルの記憶がある(裏わざ使って、だったかな?(笑))。  CD初期の作品だから(←言い訳にならないか?)仕方ないかもしれないけど、 比較的絵が粗い感じ。アクセスもちょっと待たせるかな(当時としては速かったの かも..?SCDと比べちゃいけないか☆三将軍の連続カットは素速くてよかった。 このスピードがずっと続けばね..★)。  しかしキャラのコスチューム、冬は寒そうだ(冬用のは無いのか?(笑))。防 御力より機動性をとってるんだろうな、きっと。  「..わたしはいつもおまえのそばにいる」  「そこまでして勝ってうれしいか。戦士の誇りはないのか」
■「ヴァリスIII」■(約25分)  これは最初の方で、はやばやと挫折(笑)(むずかしいんだもの☆)。前作より 絵がレベルアップしていて、かつスピーディに展開する。オープニングの、今まで の経過をたどってゆくところがスムーズでわかりやすくて良い(色数少ないからこ んなに速いんだろうな)。三作のうちではこれが一番よく出来てると思う(ビジュ アル部。アクション部については、やってないところがあるので比べられない☆)。 (三作以上あるシリーズものは、二作目がもっとも充実している場合が多い気がす るなー。もちろん例外もあるけど)  ヴァルナってきれい。チャムはかわいい(キバ?がはえてたり、あぐらをかいた りするとこが好き)。  「..いや、いい。おれの生き方は、おれが決める」
■「ヴァリスIV」■(約30分)  この「IV」は、買ってはあるけどまだ一度もプレイしたことがない☆  この作品はキャラクターデザインが違うみたいだ(IIとIII は一緒かな?同じ作 品中でも顔が微妙に違ってたりする。パッケージイラストと作品中ビジュアルが、 別人28号だったりもするし(笑))。ガルギアが消えてレッド・ムーンが出る時 のカットのうねうねが良いなあ☆「III」の各キャラクターがずいぶん成長してい る。  ところどころで入る、アムの突っ込みが楽しい(←これってちゃんと後のシーン の演出の一端になってるんだよね..)。  「...甘いな..。しかし...その優しさがお前を強くしているのか..」
 ビジュアルシーンの間に簡単なナレーションをつけ加えるだけでこういうビジュ アル集が出来てしまうのはさすが日本テレネットさんの作品であるが(笑)、やっ ぱりちょっと物足りない。アクション部をクリアした達成感がないので絵を見てい てもあんまり嬉しくない(クリアした時の感動を思い出すのにはいいかもしれない けど..。しかしヴァリスシリーズをプレイしたことのない人が見ると、ちょっと わかりにくいかもなあ)。  これで定価¥4980は高いように感じる(開発費はずっと少ないはずなのに、 普通のゲームソフトとあまり変わらないのは..。¥2000くらいならよいのに。 あまり本数発売してないために単価が上がってるのかもしれないけど)。この値段 をつけるなら、「ビジュアル間にアクション部の模範プレイ(笑)も入れて、ボス を倒す瞬間も見せる」「サウンドモード(全音楽)をつける」「説明書には開発者 の思い入れたっぷりの秘話などを入れる(ただのコマンド説明&声優紹介と、裏は ピンナップの1枚紙じゃ、あまりにもさみしいぞ)」くらいは、やってほしかった。 (なんなら「ヴァリスII・III・IV」を出すってのも(笑)) (..と思ったら「CD−ROMカプセル3」に裏わざがあった。「III」のシー ン01がはじまったらすぐセレクトを押す...。すると!爆笑!!なんなんだ、 これはぁ〜!(こういうの大好き(笑)))  ビジュアルはそれぞれいくつかのパートに分割されていて、途中からも見れる。 (見たいところだけを繰り返し見ることができるので、これは良い)  ひととおりビジュアルが終了すると、(おそらく)各作品のエンディングテーマ が流れる中、声優さんの紹介(字のみ)がはじまる。どの作品を見ても、すべての 作品のキャスト紹介が出る(でないと、曲間が保たないんだろう(笑))。  このソフトにはアンケートハガキがついてるんだけど、これが実にペラペラの用 紙。コスト削減策なのかなと思った(以前はもっとしっかりした紙だったはず☆)。 しかしこれ、「ビジュアル集」って書いてあるけどタイトル表示がしてあったりし て一見、音楽CDのようだな。
'93 8/27 NIFTY-Serve FCGAMEM
     NECゲームマシン PCシリーズ会議室 #215
                   (登録日 '98/12/9)
ソフト発売1993年2月備考なし