『まじかる☆タルるートくん』

発売日 1992年4月24日
定価 3880円
メディア メガドライブ
メーカー セガ
内容  週刊少年ジャンプで連載されていた同名漫画を 
 素材にしたアクションゲーム。


注:ネタばれ内容を含みます。
 セガのロゴが出てくるところで「きーんこーん(と、聞こえる)」としゃべる のがなんともいえない。最初の画面ではアニメの主題歌の曲が流れる。なかなか 好き。  ゲームスタート。キャラのセリフの部分、バックの模様が透けるようになって いて工夫してるな〜と思うが、はっきり言って読みにくい。模様自体はかわいい。 ステージ1:最初のステージだから簡単だろう、とタカをくくっていたら最初はコ       ンティニューの連続(な、情けねェ〜☆)。そこらに置いてあるもの       を”ソードペンまじっくん(これ..「ペンは剣より強し」ってこと       なんだろな)”でエイヤっとやると顔がつき、それを敵キャラにぶつ       ける。”まじっくん”で直接攻撃もできる。       体力回復アイテムとしてタコヤキが出る。取ると「たこやき!!」と       言うのが楽しい。「空飛ぶたこやき」なんてキバツだよなあ。       ヘリコプターのところはちょっと新鮮だった。音のボリュームを大き       くしたり小さくしたりして距離感を出してるのが面白い。       ボスのじゃば夫がサッカーボールを蹴ってくるのでこれを避けきれば       いいのだな、と思って避ける。が、ここでコンティニューをくりかえ       す。まっすぐ蹴ってこられるやつでなく、蹴りそこねてポーンポーン       とはねてるボールに当たっちゃうんだから腹ただしい(笑)。       結局、避けてるだけではラチがあかないことに、ボールがなくなって       から気がつく☆慣れれば簡単な面。       このステージのタイトルは「じゃば夫 大あばれ!!」だけど...       ただボールを蹴ってただけって気もするな☆ ステージ2:いや〜グラフィックがきれいだな〜。海(湖?)の水面とか、空に浮       かぶ顔付きの雲とか(どピンクの空に真っ青な山々)。雲はシューク       リームみたいでおいしそう(笑)。どことなく、「ソニック」っぽい       なあ。(私はまだ未プレイだけど>ソニック)       城の中でどうしても先へ進めなくなってしまった。あと少しでブロッ       クに飛びうつれるのに...空を飛んだり、大ジャンプできないか試       してみたり説明書を読み直したりしたがわからない。       (空を飛ぶ、といってもボタンを押した時点が最高度なので、あとは       つい〜〜っと下降してゆくのみなのである★ボタンの押しかげんによ       っていかに動きを調節するかが後半ステージでは大切になる)       さんざん悩んで試行錯誤して...ある事実に気付いた....。       こんなところでハマリかけたのは私だけであろうか?”空を飛んです       り抜け”はヒントが出るけど、アレはちっとばかしノーヒントじゃわ       かりにくかった>>せり出しブロック       壁の仮面みたいなヤツが出す「ゴキュリッ」って音を聞くとおなかが       すいてくる気がするのは何故だろう(笑)。       ミモラちゃんの「あんまりです..”わ〜〜!!(←四倍角)”」は       凄いな★このステージのラストの闘いの効果は面白い。 ステージ3:雲の流れるところがちょっと難しすぎる!!!あれよあれよと言う間       にゲームオーバーになってしまう。おいおいシャレになってないぞお       〜〜☆完璧にパターンを見切らなければすぐに落っこちてやり直し。       コンティニュー後、途中から出来るのがまだ救いではあるが..☆←       ハッキリ言って、これでステージのはじめからやり直しだったら私は       間違いなくク○ゲーの烙印を押してるぞ..グラフィックの良さを割       り引いたとしてもだ☆       雲のところだけで一体何回やり直したことか。やっとの思いでそこを       越えたと思ったら(嬉しかったのなんの☆)、まだまだ続くイナバの       白うさぎ(←プレイした人はわかる)!流れる雲や透き通った水の美       しさに見とれながら...(なんでまたそこで落ちるんだよ〜★)。       ボスは迫力がある。 ステージ4:電信柱のような大きな物を投げられるのが驚いた(さすがに車までは       無理だったようだが)。ここで出てくる「まじかる☆ウラる〜トくん」       って看板、いかにも隠し面がありますよ、って感じだけどあるのかな       ?原子くんのヘリコプターでまた少しハマる。       ヘリコプターのやられ方?には笑ってしまった(脱力〜)。       最後の建物の中で台車に乗って進むところが好き(楽だ)。途中で障       害物があってそれをひょいっと飛び越え再び台車にスタッと戻るのが       カッコいいのだ(思わず自分で言っちゃうもんな。「10点!!」)。       低い通路をすり抜けて通ったり、壁にぎっしり針がはえてるのを見る       と「アレックスキッド」を思い出す。       最後の闘いはキャラが左右に動いて、”闘ってる”って感じがする。  最初に出てきたという”光”を、オープニングデモで1カット入れるとよかった かも。最後のステージのラストボスに会うまで”光”のことが印象に残ってないの で、道中で「いったい正体は何なんだろう?」というワクワク感を感じられない。  最初にオプションで操作方法を選べたり、音楽などが聴けたりするのは嬉しい。  新鮮な仕掛けが散りばめられているため、つまらなくはない。非常によい出来で あると思う。何度も「もーこんなのやってられるかあ!」と投げ出したくはなるが、 そこをぐっとこらえて辛抱強く練習すれば必ず腕があがる。  音楽や効果音やグラフィックはとても良くて好きだけど、ちょっとストレスがた まるゲームではある..(特にステージ3!)。値段も安くて子供向けなのだろう けど、もうあとほんの少しだけ”親切”でもよいのではないかと思った。でもあま り簡単すぎてもすぐクリアできてしまって物足りない、ってことになるんだろうな。  ステージ数が少ない(後半は1ステージが結構長いけど)のをカバーするために 多少難易度をあげてるのかもしれないけど、ゲーム本来の面白さを損ってしまうほ どバランスをくずしては元も子もない..。  しかし何度かやってるうちに確実に進めるようにはなるので、慣れないうちは難 しいけれど、とりあえずバランスはとれているのだろう。上達してくればスイスイ 進めて、楽しめる作品である(上達しないと「ストレス倍増ソフト」。放り出して しまう人もいるかも。両者の落差がはげしい(一体何度「墜落死」したことか))。  スピードがつきすぎてそのまま奈落の底に落ちてしまったり、それっと飛んだと ころに敵がいたりしてムッとくる(笑)。い、いぢわる!!(伊知川累、だな)  コンティニューが3回あるけどすぐに使いきってしまう。裏技あるのかな。コツ さえつかめればコンティニュー使いきらないうちにクリアできる(ちなみに私が初 クリアした時のハイスコアは389250点☆)。  魔法は瞬間技なので要所要所で気休めに使った。数秒間、無敵になれる「すける るる〜」を一番よく使用。ミモラちゃんの”あんまりですわパンチ”はめったに使 わなかったし、「まっぷたつ!!」はクリアするまでとうとう一回も使用しなかっ た。もったいなくて、おいそれと使えないのだ☆  もう少し魔法使える回数が多いと嬉しいんだけど。復活してからだと使用回数1 回になってしまうのがつらい(タルるートがまだ半人前だからなんだろうな、この 設定は☆)。  説明書のレイアウトが良い(ゲーム自体もだけど、センスの良さを感じる)。  私はあんまり原作は読んでないけれど、雰囲気がよく出てると思う。色使いとか もファンタジーっぽくて合っているし、ちゃんとキャラの声もそれっぽく出る。  これもやっぱり原作知ってる方がキャラの会話や性格にうなずけて、より面白い んだろうな。
'93 7/9 NIFTY-Serve FCGAMEM
     SEGAゲームマシン会議室 #28
                   (登録日 '98/6/10)
ソフト発売1992年4月備考なし