【 グルめも(2002年3月) 】 合計金額:7731円 |
■「カナダドライ ジンジャーエール」(コカコーラ) ペットボトル入り炭酸飲料(500ml) ¥140/【5点】 昔からあるジンジャーエール。「カナダドラーイ、ジン ジャーエール〜」というTVコマーシャルの歌が思いだ される。炭酸好きな私だが、これはちょっと物足りなさ が残る。甘くないところが大人向けなのかもしれないが。 |
■「ミスティオ レモンスカッシュ」(Dydo) 炭酸飲料(果汁1%) ¥120/【6点】 ミスティオシリーズにはいろんな種類が出ている。どれ も飲みやすい。このレモンスカッシュは大きい500ml缶。 炭酸好きの私には嬉しい。炭酸ガスの含有量を示す数値 「gas vol.」という表示があって、gv.1が微炭酸、gv.4 が強炭酸。レモンスカッシュはgv.2.1(中途半端な数だ な。21世紀だから、かな?)。「微炭酸」という表示を 以前初めて見た時、なかなか良い表現だと思ったけど、 数値表示だと、さらにわかりやすいね。 |
■「ハーシー チョコレートアイスバー」(雪印乳業) 箱入りアイスクリーム ¥100/【6点】 HERSHEY'Sチョコレートを使用したチョコアイスバー。 大きい箱に入っていて、「ショッキングサンダー」なん て書いてある。ソーダアイスならともかく、どのへんが ショッキングサンダーなのか、食べてもわからなかった。 「パリパリ感がたまらない!」(このフレーズ、別のア イスで見た覚えがある)と、ある。チョココーティング されたアイスの中に、チョコレートのかたまりがランダ ムで入っている。パリパリという繊細な感じではなく、 がきっ、ごきっ、と音がしそうな食感。「岩でゴツゴツ した山肌」のイメージ。おいしいことはおいしい。 今、雪印は問題になっているから、他の有力会社(ハー シーはアメリカのチョコ会社)と提携して信頼性をアッ プさせようとしたのかな。アメリカでは、日本の騒ぎも それほど深刻に伝わっていないかもしれないし。 (この製品って、いつからあるんだろ? 事件が起こる 前? それとも、後かな? 調べたら、少なくとも去年 の春には販売されてる) |
■「マック卵まん」(マクドナルド) ハンバーガー ¥150/【6点】 新製品。「マックたまごまん」ではなく、「らんまん」。 発売時期からして、「春らんまん」にかけたのだろう。 井村屋の「肉まん・あんまん」みたいなノリだ。マクド ナルド製品は、「マック〜」「〜マック」といったネー ミングが多いが(違うのは「フィレ・オ・フィッシュ」。 しかもこれはフランス語?)、日本語が入るとちょっと 変わった語感になる(「月見バーガー」というのもあっ たっけ)。 ピクルスが入った普通のハンバーガーに、クリーム状の 卵ソースを加えて150円。安いし、わりとおいしい。 名前からして、春の間だけの販売だろうか。梅雨や夏に なると、常温で放っておいたら腐りやすそうだ(それで 食中毒事件にでもなったりしたら、狂牛病でただでさえ イメージが落ちてるマックが、さらに打撃を受けちゃい そうだ)。 |
■「はちみつレモン」(コカコーラ) 缶ジュース(果汁3%) ¥120/【6点】 ディズニーの「くまのプーさん」のイラストがついた、 はちみつレモン味ジュース。ディズニーのイラストを使 うだけで、一流商品のイメージをかもしだせる。キャラ クター使用料が高そうだなと思うが、価格は他のと同じ。 「ビタミンCたっぷり」で、飲みやすく、あっさりして いる。ファンタやスプライトなどに感じる「人口合成」 っぽさは薄く、自然な味わい。レモン、はちみつ、花の 「マリーゴールド色素」が使われており(色を見てみた が、それほど黄色くない)、お花畑でくつろぐプーさん の温かいイラストに合った内容である。 |
■「リッツ チーズサンド」(ナビスコ) クラッカー(9枚×2パック入り) ¥159(ディスカウントショップ購入)/【7点】 以前紹介した「リッツ」の新バージョン。箱でなく袋に 入っている。リッツはいつの時代も(いい意味で)変わ りばえしないものと思っていたので新鮮に感じる。見た 瞬間、ソッコーで買った(激安ショップで購入した値段 なので、定価がいくらするのかは(調べないと)わから ない)。 食べてみてビックリ。おいしい。普通のリッツ2枚でチ ーズクリームをはさんであるのだが、このチーズクリー ムの質の良さで、この商品は成功している。トッピング しない、そのままのリッツを食べてもおいしいのだが、 少し単調。リッツの真価は、フィットする具を添えた時 に発揮されるのだと実感した。 (ナビスコのホームページを見てみたら、カスタードサ ンドバージョンもあるらしい! その他にもいろいろ発 売されている! 今度買おう!) |
■「午後の紅茶 ももストレートティー」(キリン) 缶紅茶 ¥120/【5点】 紅茶好きの私だが、実を言うと、「午後の紅茶」だけは イマイチ好きではなく、あまり飲まない。なぜかと言わ れても困るのだが、好物のミルクティでさえ、あまりお いしいと感じられないのだ。 これは、レギュラー缶とは違う、小さめサイズの新バー ジョン。「ベビーリーフ100%」使用の、“やわらか 紅茶”。缶に印刷された“b”の字が印象的。ベビーリ ーフって何だろ。初耳。成長しきってない若い葉のこと かな? かすかに桃の味がする。ちょっと薄味で、物足りない。 ストレートティはやっぱり苦手。 (この青い缶とは別に、もう一種類、ピンク缶の「りん ごミルクティー」がある。なんで、もも味の方がピンク じゃないんだろ?) |
■「工房仕立て ビッグバーガー」(ファミリーマート) ハンバーガー ¥190(コンビニ売り)/【6点】 ビッグバーガーという名称は、マクドナルドのビックマ ックっぽいな。と思いつつ、レンジでチンしてもらって 食べると、わりとイケる。ふっくらとやわらかい。良い 材料を厳選し、こだわりをもって作っていることが、裏 の説明から読み取れる。値段も安いので、おすすめだ。 ただ、コンビニ売り製品は、保存料や着色料などの合成 物質を含んでいることが明記されているので、「こんな ものが入ってるのか」と思いながら食べなければならず、 気分が良いものではない。きちんと表示することが大切 なのは、わかっているんだけどね。 |
■「チロル レモンケーキ」(松尾製菓) ミニチョコレート ¥20/【6点】 チロルチョコにはいろいろな種類が出ている。これはレ モンケーキ味。食べてみると、こんな小さなひと粒なの に、ちゃんと「マドレーヌ型をしたレモンケーキ」の味 がする。包み紙も、光る金色を刷り込んであって高級感 がある。なんだか、芸術品っぽい印象すら受けてしまう。 先日、スーパーに行ったら、チロルチョコのパック売り があった。うん、こういう商売法は必須だよね。 |
■「ホイコーロー丼+ミニ野菜ラーメン」(上海市場) 丼&ミニラーメンセット ¥650/【5点】 この店には初めて入る。店名通り、中華風料理が食べら れる。食券を最初に購入して注文する形式だ。丼ものと、 ミニラーメンのセットでお得な感じはするが、味は可も なく不可もなく、といった印象。ラーメンは薄味。私は、 こってりしたスープの方が好みだな。 |
■「ハムエッグバーガーセット」(ファーストキッチン) モーニングセット ポテト&ドリンクつき ¥420/【6点】 ブ厚いハムステーキとピクルス入りハンバーガー。ポテ トはハッシュブラウンポテト。マクドナルドのハッシュ ドポテトと同じものだ。私は、棒状に切ったポテトも好 きだが、刻んだポテトを固めて揚げたタイプのポテトは 昔から大好物。ドリンクは、選べる種類が多くて良い。 今回はカフェモカのホットにした。ココアみたい。 |
■「ネギ塩サーロイン膳」(ロイヤルホスト) サラダ、つけもの、汁物つき ¥1330/【6点】 ネギをのせた小切れの肉はおいしいが、量が少なく、ボ リューム不足。この値段は高い。汁物は、みそ汁と吸い もののどちらかを選択できる。今回は吸いものにした。 おいしかった。でも、やっぱり高い。 |
■「なめらかカフェラテプリン」(協同乳業) カップ入りプリンデザート エスプレッソ風ソース入り ¥100(コンビニ売り)/【6点】 カフェラテ味。底に、エスプレッソソースが入っている。 ソースが入っているとプリンらしくなるけど、「牛乳と 卵でつくった〜」の方がおいしいと思った。 プリンというと、グリコの「プッチンプリン」みたいに、 山型でお皿に盛って、というイメージだけど、この製品 はやわらかいので、容器から出すと崩れちゃいそうだ。 |
■「なめらかクリームキャラメルプリン」(協同乳業) カップ入りプリンデザート ほろにがキャラメルソース入り ¥100(コンビニ売り)/【6点】 また新しい味を見つけた。底に、キャラメルソースが入 っている。カフェラテ味より私は好きだが、「牛乳と〜」 が、やはり一番いいな。 |
■「牛乳と卵でつくった なめらかプリン」(協同乳業) カップ入りプリンデザート ¥100(コンビニ売り)/【7点】 おいしい。プリンというよりは、とろとろのクリーム。 カラメルソースもない。レストランで食べた「クレーム ブリュレ」というデザートに近い。卵と牛乳で手作りし たような良い味と香りがする(バニラエッセンスかな?)。 小さいカップで少量だけど、満足感高い。 |
■「きどりっこクッキー」(ブルボン) 箱入りクッキー ¥88(スーパー安売り)/【6点】 昔から販売され続けている、動物型クッキー。かわいい イラスト入りの四角い箱に入っている。上部を組みたて て、バッグの取っ手みたいにすることもできる。女の子 に気に入られそうなオシャレな感じだ(サンリオ製品っ ぽいセンスの良さ)。 商品名の「きどりっこ」だが、イラストやクッキーの動 物絵柄は、それほど「気取って」いるようには見えない。 味は昔と変わらず、良い。子供が粘土をこねて動物型を つくったような素朴さがある。羽や耳などは違う色のパ ーツをくっつけてあって、機械製造なのだろうが手製の 温かさをかもしだしている。 食べ終わってから箱をじっくり見たら、☆模様や○模様 のついた動物がいるかも! 探してみてね。などと書い てあった。そういうことは早く言ってくれ☆ |
■「オレンジタルト」(ジョナサン) ケーキ ¥280/【6点】 輪切りオレンジがのっているケーキ。1%未満のアルコ ールが含まれているそうだが、アルコール感は感じない。 オレンジがおいしい。低価格でケーキが食べられるのは 嬉しい。 |
■「ガーリックトースト」(サイゼリヤ) トースト2切れ ¥150/【5点】 ピザみたいな形のフォッカチオに比べると、普通のパン の形をしている。カリカリで少しカタめ。フォッカチオ の方がやわらかくておいしいと思う。 |
■「カール マヨネーズ味」(明治) スナック菓子 ¥100/【6点】 ついに出たかという感じのマヨネーズ味。袋を開けると、 マヨネーズの香りがモワッとする。かっぱえびせんのマ ヨネーズ味を思いだすような味だ。 シムケン(志村けん)の「踊るロボット」を抽選でプレ ゼント中。TVコマーシャルで有名な、「おらが村音頭」 の音楽にあわせて踊るロボット。見てみたい気もする。 |
■「黒ごま白玉ソフト」(ジョナサン) グラス入りソフトクリーム ¥330/【7点】 はちみつとココナッツミルクで練り上げた黒ごまソース をたっぷりかけた、ソフトクリームデザート。灰色のソ ースは、ゴマの風味がきいている。丸いおもちも入って いる。小さいグラスで少量だが、安くて食後のデザート に良い。ソフトクリームはおいしい。 |
■「焙(あぶ)りコーン バターしょうゆ」(ハウス食品) コーンチップス ¥118(コンビニ売り)/【5点】 「あぶりコーン」って、「カプリコーン」みたいな語感。 「焙る」という字をワープロで変換しようとしたら出て こなかった(「炙る」としか)。火で熱するのを「あぶ る」というが、漢字で書けと言われると難しい。ロング セラーとして消費者に長く好まれる商品を目指すのなら、 難解なネーミングは避けた方がよいと思う。 袋には、とうもろこしを焼いた写真が載っている。焦げ めがついて、おいしそう。バターとしょうゆをつけて、 かぶりついた時の味が、口の中によみがえる。エキスは よく再現できている。ただ、ちょっと硬い。個人的には ポテチの方が好き。 |
■「ポテコ うすしお味」(東ハト) リング型ポテトスナック ¥118(コンビニ売り)/【6点】 これも昔からある、なつかしいスナック。指輪みたいな 形をしているので、子供の頃、指にはめたりしてたっけ。 「ミネラル塩でポテトのおいしさグーンとアップ!」 「サックリ感もいっそうアップ」 なんて書かれているが、あまり変わってないような……。 いい意味で、あいかわらずおいしい。じゃがいもの風味 がよく出ている。手頃なサイズで食べやすいし(小さい 子がそのまま飲み込んだりしなきゃいいけど)。 |
■「ダージリン紅茶のアップルティ」(グリコ) パック入り紅茶飲料 ¥80/【5点】 「オーガニック<有機栽培>紅茶葉」(科学合成肥料や 農薬不使用で栽培)を使っている。りんご果汁10%だ そうだが、ほとんどりんごジュースを飲んでいるような 感じで、ダージリンの風味があまりない。小さいパック で少量だが、良い材料を使用しての80円は安い(コン ビニでは70円の安売りをしていた)。 ちなみに「ダージリン紅茶のアップルティ」という表現 は、「ダージリンのアップルティ」にしないと、「茶」 という語がダブるのではないだろうか。細かいことだが。 |
■「ふわっと」(岩塚製菓) 「お米で作った極うすチップス」 香り豊かな青のり味 ¥128(コンビニ売り)/【6点】 ポテトチップスではなく、お米でできた、ライスチップ ス。四角い形で、一枚が結構大きいので、大口を開けて 食べなければならない。ポテチなら、少しずつかじって も割れないくらいの強度があるが、これはすぐにパリン と割れてしまう程度の硬さしかないからだ。 結構おいしく食べられ、青のりの味も良い。「体にやさ しいキャノーラ油をブレンド」と書いてあるが、こうい う油の名前は初めて聞いた。他に、「やわらかえび味」 もある。 |
■「マロンとクッキー」(チロル) ミニサイズチョコレート ¥20/【6点】 昔、TVコマーシャルで「チロルは、10えん」という 歌があったが、現在は20円。昔ながらのミニサイズが 個性だから、いくら物価が上がろうと、値上げが難しい 商品だ。ちまちまとした商売で、よく採算とれてるなと 思う。中身は、マロン味チョコとクッキー。小さいけど 凝っている。安いけど安っぽくない。 |
■「ミラノチキンサンド Cセット」(ドトール) Sサイズコーヒー(ホット)つき ¥520/【7点】 フランスパンっぽい固さのパンに、スモークチキン、レ タス、オニオン、トマトがはさんである。Sサイズコー ヒー一杯とサンドでこの値段は安くはないが、おいしい ので満足感がある。ドトールのコーヒーは、レストラン などのおかわり自由なコーヒーよりも、やはり美味いと 感じる。 |
■「ベビースターラーメン星 チキン」(おやつカンパニー) スナック菓子 ¥128(コンビニ売り)/【6点】 カップラーメンのような容器に、ベビースターラーメン を小さく星型に固めたものがいくつも入っている。フタ の部分に、「お湯を入れずにそのまま食べてね!!」と 書いてあって笑った。うーん、間違えてお湯を入れる人 がいるかもなあ。「ラーメン」って書いてあるし☆ バラバラ状態のベビースターラーメンは、食べていると ポロポロこぼすのが難点だ。特に、子供がよく食べるお やつとなれば、母親は掃除が大変だろう。固めてあれば、 つまんでポイポイ、きれいに食べられる。しかも、気の せいか、バラバラバージョンよりもおいしい。 「今だけプレゼント」と題して、ベビーケースがおまけ についている。イメージキャラクター・ベイちゃんの顔 部分がフタになった、小物入れ。10種類のデザインが ある。「ピルケース、アクセサリーケース、文具ケース」 などに使えると書いてある。ピル(薬)やアクセサリー (ピアスとか?)はわかるけど、文具って何だろ? 2 〜3センチくらいの大きさなので、消しゴムも入らない し……ホッチキスの針とか? もう少し大きければ、硬 貨が入るんだけど(1円玉は入る)。顔の形をしている から、細長くて中途半端なサイズ。「ベビー」だから、 大きくするわけにはいかなかったんだろうな☆ (その他に、ドデカタオル(新聞紙の約4倍)を抽選で プレゼント中。小さいのと、でっかいのと。対照的だね) |
■「デミ・マヨ・オムライス」(CASA) オムライス単品 ¥880/【6点】 あまり辛くないカレーピラフを使ったオムライス。デミ グラスソースと、からしマヨネーズ(ツンとくる☆)が かかっていて、ゆでたカリフラワーやニンジンなどが添 えられている。まあまあ、かな。 |
■「ミニ天丼」(天丼てんや) みそ汁つき ¥400/【6点】 えび、さつまいも、なす、かぼちゃの天ぷら丼。量は少 なめだが値段が安く、少し食べたい時にグッド。みそ汁 もついてるのが嬉しいね。 |
■「美味ヨーグルト」(タカナシ) カップ入りヨーグルト(コンビニ売り) ¥80/【6点】 習字のような筆書きで「美味」と書かれている。「ほう、 そんなにおいしいのか、買ってみるか」と思わせる、直 接形容のネーミング。北海道産の生クリームが入ってい るので、「北海道 生クリームヨーグルト」という商品 名にするのが普通の手法だが(「北海道産ならば、おい しい乳製品に決まっている」という良いイメージがある し)、やはり平凡でアピール力に欠けるのだろう(この メーカー名は初めて聞いた)。 食べてみると、コクがある。でも、美味とまでは言えな いかな……。カップは小さめだが、この値段なら安い。 |
■「豚生姜焼定食」(松屋) ごはん、みそ汁つき ¥550/【6点】 豚肉とタマネギを炒めた定食セット。生姜は「しょうが」 と読む(漢字で書けと言われても、ちょっと難しいな)。 松屋の定食にはたっぷりの生野菜がついているが、いつ も私は残してしまう。他のおかずとのバランスがとれな くて☆ |
■「フキゲン」(アサヒ飲料) ペットボトル(小) 乳性炭酸飲料 ¥130/【6点】 飲み物系TVコマーシャルは、どれも「おいしいー!」 「ノドゴシさわやかー!」を強調している。だが、この 「フキゲン」(不機嫌)は、飲料にあるまじきネーミン グで、ラベルには「ものすごく機嫌の悪そうな子供が、 ふてくされている絵」が描かれている。冷蔵棚を開けて、 この商品を目にしたとたん、のばした手が硬直する。プ イと横を向いて、客に買われることを拒絶しているかの ような表情。どうしたんだ。何が不満なんだ! ここで メゲずに買うのは、同じくクセのある人物しかいないだ ろう(断言)。従来の手法の逆をいき、客の注意をひく (本当に逆効果かもしれないが)。それも、変わりダネ 飲料をよく発売するポッカでなく、アサヒ飲料の製品な のだから意外性倍増。幸いにも、飲んでみるとおいしい。 乳性飲料と炭酸の組み合わせは珍しく、カルシウムやロ ーヤルゼリー配合で、イライラを鎮める。炭酸を飲めば 気分もすっきりする。 ボトルにはイラスト入りシールがくっついていて、裏に 「フキゲンシール、あちこちに貼っちゃおう」なんてプ リントされている(思わずツッコミ。「貼るな、そんな の!」)。凝ったつくりである。おデコが顔の半分以上 ある、目つき悪い少年の名前を募集中らしい。そーだな、 「フキゲンくん」で、いいんじゃないか?(そのまんま ?) キャッチワードは「やーなことリセット」。人生、楽し いことばかりではない。嫌なことも起こる。そんな時、 リセットはできないかもしれないけれど、ジュースを飲 んで気分転換できれば、がんばる気力もわいてくる。一 種の栄養剤みたいな感じかな。「不愉快なのは自分だけ じゃないんだ。お前も嫌なことがあったんだな」と共感 されるキャラクター、フキゲンくん(だから、そーゆー 名前じゃないって☆)。世の中に幸せでない人が多いほ ど、売れる飲み物かもしれない。 |