※※※ ゲームミュージック 第十八回 (’97/7/23) ※※※
【ネタばれ注意】少々ゲーム内容に触れます。
(追加の注意書き:『イース』シリーズは日本ファルコムのパソコンゲーム
(アクションRPG)で、ファミコンやPCエンジン等に移植されています)
★「Ysドラマチック・コンサート」<Ys DRAMATIC CONCERT>
(CD 55分57秒 税込み¥3000 KICA 1029 KING RECORD 1991)
「イース」の音楽集っていろんなパターンで出てるみたいだけど、これもその
うちの一枚。「イース」の旋律を使って、アレンジしてある。OVAに使用され
た曲なのかな?(私は見てない>OVA)
1.「イース」
出だしで、あれ?これ何の映画の曲だっけ?と思わず考えてしまう。外国映画
でSFかななんて。少したつとおなじみの「イース」の旋律が流れてホッとする。
2.ミネアの街より
街の曲だから静かなのかなーと思いきや、わりと低音も効いていてパワーにあ
ふれている。不敵な感じ。こういう曲好きだな。
3.ドギのテーマ
ドギっていい味出してる。おおらかっていうか。陽気でたくましいイメージ。
4.ゴーバンのテーマ
おっと、ゴーバンさんも本当、出世したもんだ(笑)。テーマ曲なんてつくっ
てもらえてよかったじゃない(笑)。..しかしこの曲、いやにカッコいいな、
ゴーバンさん気に入るだろうな。「これがおれのテーマソングか!うわっはっは
っは!」とか笑ったりして。
5.巨大なる序軍
緊張感を高める。途中の、流れるようなところがいいな。
6.ルタのテーマ
ゴーバンさんが出るなら当然、ルタ・ジェンマも出なくてはね〜☆静かで物腰
丁寧な感じ。心やすらぐ。
7.バトル・バトル・バトル
曲名のわりにそんなにハイテンポではない。空中戦をやってるかのよう。
8.バトル・フィールド
雌雄を決する戦いが、もうすぐそこまで来ている..。
9.アドルよ急げ
アドルに「X−DAY」をやらせたら、どういう結果が出るか見てみたいもの
である。きっと短命だろうな(寿命決まってるんだっけ、彼は?)。サバイバル
能力値は高そう。アドルっていつも急いでいる気がする。ただやみくもに突っ走
ればいいというものではない。周りをよ〜く、冷静に見ながら行かなければ。こ
の曲はそういう感じ。
10.ダルク=ファクト
原曲に結構近いかな。なつかしいな、この人との戦い。PCE版ではわざわざ
自分の弱点をしゃべってくださるのに笑ったっけ..。後半を聴いていると彼も
さみしいひとつの魂だったような気がしてならない。違う生き方もあったのかも
しれない、でももうひきさがれない、自分が望んだこと。敗北する”悪者”って、
野望は達成できなかったとはいえ、自分に正直に生きたことで満足しているのだ
ろうか..(しつこく復活する奴ってのは、成仏できなかったんだな、きっと☆)。
11.インター・ミッション
ちょっと一息、ティータイム。
12.ミネアの人々
ピアノの音が雨だれのように一音ずつ、心にしみる。やさしい心を持ってる。
けど忍耐強そう。
13.「フィーナ!」
これ、「イース」って感じがする。ヴァイオリン(かな?)が合うな。
14.ダームの塔へ
うん、これなかなか好きだな、雰囲気出てて。
15.想い出のフィーナ
簡単な繰り返しなんだけど、この曲(原曲)、とっても好き。私はリリアより
もフィーナの方が好きだから、フィーナの曲は嬉しい。
16.イース・レクイエム
レクイエム..。この曲は、アドルによって殺されたたくさんの敵キャラにも
捧げたい(<<それは禁句かもしれないぞ☆)。
17.アドル・クリスティン
最後は、われらが主人公の名前の曲で締める。
”コンサート”とタイトルにもあるように、目の前で演奏を聴いているみたい
な気分になる。曲間の拍手は無いけど(笑)。
(バンド&室内楽&オーケストラの3セット、とインナーに書いてある)
インナーのこのイラスト、きれいだよね、とても。後ろの方のイラストの背景
が、”王冠をかぶって礼をしている中年の人”と”帽子をかぶってて白い長髪の
おじいさんが中年の人を見下ろしている”図に見えてしまうのは私だけだろうか。
これ、心霊イラストじゃないよねえ..騙し絵だったりして。
(イースとダームの塔なのかな、これは)
そんなにジャカジャカ・ハイテンポな曲は少なく、しっとり聴ける。「イース」
独特のあの雰囲気を楽しめると思う。聴きながら冒険の日々を思いだすのも良い
かもしれない。あたたかい紅茶でも飲みながら。う〜ん、いいなあ☆
'94 2/25 NIFTY-Serve FCGAMER ゲーム音楽館 #053
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