ゲームミュージック 第二回 (’97/4/9) 
「セガ・ゲーム・ミュージックVOL.2」
 あれは..かれこれもう6〜7年以上前だろうか。私が専門学校生だった頃、
ファミコン(ゲーム)にハマり、パソコン(MSX)にハマり、そして当然のご
とくゲームミュージックにもハマった...GM(ゲームミュージック)と呼ば
れるものが出始めたのも、ちょうどその頃からだったと思う。

 確かマリオの音楽集とかも発売されたりしていた。私はマリオオンリーのもの
は買わなかったけれど☆(任天堂のマリオシリーズをプレイしていなかったので)
 当時、ゲームの音楽カセットというものに何千円も出して、それに見合うだけ
の価値が果たして本当にあるのかどうか、まだ疑っていた。ゲームに入ってる曲
を集めただけのものだろう?とか思っていた。

 それでも勇気を出していろいろ買っているうち、BGMとして流すに足るだけ
の作品が多々あることを知り、さらにアレンジバージョンとかもよく出るように
なり(最近は入ってない方が珍しいかな?)、そのうちゲームミュージックのコ
ーナーが出来てハバをきかすようになった(アニメ&漫画音楽コーナーにはまだ
負けてるかもしれないが(笑))。
 で、現在に至るワケである(ずいぶん発展したものだなあ..しかし)。

 中でもセガの作品(アーケード)は素晴らしいものが多い。繰り返し繰り返し
聴いてたのが、
★「セガ・ゲーム・ミュージックVOL.2」
(カセット)(G.M.O.RECORDS (価格不明(汗)) ALC-22909)

 である。(「ファンタジーゾーン」「ハングオン」「エンデューロレーサー」
「カルテット」収録(たぶん、全部原曲))
(定価が不明なのは、私がある時「ええい、音楽は曲さえ聴ければそれでよし!
箱とか説明の紙とかは要らない!うっとーしいから捨ててしまおう!」などと、
まさに狂ったとしか思えない所業(笑)に出て、カセット本体以外ぜんぶ捨てて
しまったためである☆今から思えばなんでそんなことしてしまったのか..ああ、
もったいない!!(涙))

◎(1(表))「ファンタジーゾーン」(約20分)
 アーケードをはじめとして、セガマークIII 、ファミコン、PCエンジンに移
植されている横スクロールシューティング。続編も出ているようだけど私はそれ
はやったことがない☆

1.オパ−オパ!ショッピング
 このリズム好きだなあ。これ聴いてるとオパオパがうろうろと飛んでるところ
がイメージできる(ファミコン版の)。ホイッスル音が効いてる。
 「ショッピング」は基本旋律を指一本で弾いてる(エレクトーン??)(+チ
キチキ音)ような感じだけど、シンプルながらも聴かせるところがすごい。

2.キープオンザビート
 いくつかの限られた音で構成されてるだけなのに良いな。これは作曲者の力量
によるのだろう。

3.サーリ
 最近のロックバリバリシューティング(?)も悪くないけど、こういうノドカ
さもいい。ピクニックにでも出かけてるところみたい。

4.プローム〜ラウンドアップ〜ホットスノウ
 「プローム」テンポがいい。曲中、ほんの一瞬だけピタッと音が止まるところ
があるのはメリハリついて良い(最近では(ゲームじゃないけど)アニメの「幽
☆遊☆白書」のオープニング曲でそういう箇所があり、ハッとさせられた)。
 ラウンドアップ→ホットスノウへの移り方が好き!つなげて正解。
 「ホットスノウ」は良い曲だ。なんだか熱いものがこみあげてくる...と言
ったらオーバーか。(私の記憶回路の一部と直結してるな、この曲は..)

5.ドントストップ
 これもテンポがいいなあ。タイトルが「止まるな」だけに、やっぱりそういう
感じがするね☆

6.ドリーミングトモロウ
 「明日を夢見て」かな?「ファンタジーゾーン」は内容がそうであることもあ
るけど、明るい中にも妙にもの哀しさが感じられる気がする。やっぱりラストの
ことを知っているからかな?(ただ明るくファンタスティック、というだけでな
いところが、この作品の魅力になっていると思う。最後に待ってる大どんでん返
しと、道中の明るさとがくっきりコントラストをなしている)

7.ボス
 う〜ん、低い音の響きが良いっ☆いかにも「ボス」って感じする(シンプルな
曲名だなー)。同じメロディーで、音が上下するのって結構好き。

8.ヤーダーヨ
 ああ、これぞ「ファンタジーゾーン」の本質が現れた曲。最初の部分で状況が
想像できる。..なんて哀しいんだろう。
 確かBeepって雑誌に、誰かがこの曲につけた歌詞が載ってた覚えがあるな
(それに合わせて歌ってみた私。この曲を聴く時、その歌詞が必ず脳裏に浮かぶ
ようになってしまった(笑)(さすがに全部は覚えていないけど))。

9.ヴィクトリーウェイ〜ゲームオーバー
 エンディングかな(残念ながら私はまだこのゲームをクリアしたことがない☆
ラストボスの正体は雑誌のネタばれを読んでしまったので知っている☆)。
 「ゲームオーバー」はどこか抜けてる(笑)感じなのがピッタリ。
 (↑この曲で終わり、っていう構成がうまいな)

◎(2(裏))(約20分)
(表と裏の演奏時間がほとんどぴったり同じくらい!たまにB面の最後がやけに
余ってたりするのがあるけど...。これは反転が速く出来て良い)

(カセットのみしか残ってないので、1曲1曲の曲名がわからない☆変な書き方
になってるけどご勘弁を。あと、「ハングオン」と「エンデューロ〜」の区切り、
たぶん合ってると思うんだけど自信がない..両方とも同じような雰囲気だから、
ちょっと聴きわけがむずかしい☆)

1.ハングオン
 アーケードのバイクレースゲーム(確か)。へえ、マークIII 版も出てたのか
ー。とてもゲームセンターにあるのを自分でプレイしてみるわけにはいかないの
で見ているだけだったけど、あのマシンは結構好きなデザインだった(白と青だ
ったかな?あ、あれは”スーパー”がつく方か?..見分けつかないや)。

*最初の曲...オープニング画面かな?これだけの音符で曲になるんだなあ。
*次の曲....いかにもバイクで「走ってます」って感じがする。
*その次の曲..なんか希望が感じられて好きだなー。鐘がキンコンカンコンと
        鳴ってるような曲ってわりと好き。

2.エンデューロレーサー
 えっと、これも確かバイクゲームだよね?(家庭用に移植もされてる..これ
はマスターシステム版?)

*最初の曲...”ぎりぎり”って音がしそう。(ギターなのかな..)
*次の曲....リズミカル。最初の方、音をぽんぽんと放り投げてお手玉して
        る、って感じがする。結構長い曲。後半のエレクトーン(違う
        かも。楽器の種類がわからない☆)部分が好き。
*その次の曲..レーサーってのは孤独。応援してくれる人達はいても、結局は
        自分ひとりで闘わなきゃいけない...って感じ☆
*最後の曲...これいいぞ!ほとんど同じ旋律の繰り返しではあるけど、こう
        いうのは大好き。

3.カルテット
 アーケードのアクションゲーム..かな。これ、数回だけやったことがある。
なかなか難しかった気がする(ちなみに、マークIII 版の「ダブルターゲット 
シンシアの眠り」は手元にある。「説明書を紛失している&ゲームクリアしてい
ない」ため、このサブタイトルはいまだ私にとって謎である)。
 全体に曲のノリがずいぶんいい。

*最初の曲...ホイッスルで始まる、短い曲。
*次の曲....バックのエレクトロニクス音(←なんだ?それは)が良い。
*その次の曲..なんだか生きるパワーがわいてくるぞお(笑)。
*その次の曲..出だしがすごいな。「ようやくここまでやって来た」という感
        じがする(これ、ラストステージなのかな?)。(え?もう?)
*最後の曲...しゃべりが凄い!機関銃のような拍手みたいな音がいい!
        最後の最後まで「セガ」を主張するところが凄すぎる!この曲
        をつくった人はきっと、おそろしいまでにノリの良いお人なの
        であろう。(これはスタッフロール(エンディング)の曲なの
        かな?)当時のセガのアーケード黄金時代を象徴するかのよう
        に勢いのある曲だ。


 初期のものだからか、音がシンプルっていうか、よけいな飾りがあまり無い。
けど聴かせる。(最近のアレンジは素晴らしいものもあるけど、原曲の良さをな
くしてしまってるのもあって残念なこともある)
 昔は1つのゲームに対する曲数って、あまり多くなかったんだな★
 音楽に限らずゲームそのものにも言えるけど、根本的な良さを持ってる作品は
いいなあと思う。

 それにしてもやっぱり、自分でゲームをクリア(プレイ)したことがあった方
が、より深い思い入れを持って曲を楽しめるんだろうな★
'93 9/25 NIFTY-Serve FCGAMER ゲーム音楽館 #341
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