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【 ファイナルファンタジー11 PS2『ファイナルファンタジー11』(10)】

★ファイナルファンタジー11
(スクウェア・エニックス)
(RPG)(PS2)

『ファイナルファンタジー11』(10)【出発の日】
いよいよ出発の日。
出発地点は、「サンドリア」「バストゥーク」「ウィンダス」の3国から選ぶ。
どこからスタートしようかな。
旅行ガイドブックのように、どういう名所がある、どういう国なのかが詳しく
説明されないので、適当に選ばなくてはならない。
事前に、各国のガイドムービーを見られるといいかも。自分に合ってない国に
行っちゃったら困るし(最初に選んだ国から、別の国へ行くには時間がかかり
そうだし)、自分の興味をひく場所から始めたいよね、やっぱり。
私のキャラクターの種族・タルタルの祖国は「ウィンダス」らしい。
じゃあ、「ウィンダス」から開始しようかな。
同じ種族が周りにいっぱいいた方が、何かと親切にしてくれそう。
いきなり他の種族の国へ行くのは、心細い。
というわけで「ウィンダス」にする。

物語のプロローグが流れるが、内容をよく理解できないまま、私のキャラクタ
ー(「Tomoekazumi」)がヴァナ・ディールの世界に出現した。
ここは……どこだろう?
コールドスリープから記憶喪失状態で目覚めたSF世界の登場人物のように、
状況がつかめない。
普通、RPGを開始すると、プレイヤーキャラクターには自分の家があって、
これまでその場所で人生を送ってきた背景がある。最初から家族や仲間が存在
する。
FF11には、そういうバックグラウンド(そのキャラの歴史)がない(ある
のかもしれないが語られない)。
「その他大勢の中のひとり」の冒険者という感じで、そのキャラクターがこれ
までどう生きてきたかはわからず、いきなり、ある国にレベル1の初心者冒険
者として、ひとりぼっちで存在し始める。
どういう場所かもわからないところで、自分で冒険の手はずをととのえていか
ねばならないのだ。

現在、どこかの街にいる。
これからどうすればいいんだろう。
近くにいたNPCのタルタルが、簡単に案内役のような会話をしてくれた。
「帽子屋のバイト話」を聞く。帽子屋があって、そこでバイトをするとお金が
もらえるらしい。アルバイトかぁ(笑)。
ゲームでもバイトをして稼ぐ。現実的だな。
NPCタルが、アイテム「冒険者優待券」というのを1枚くれた。
「ジャック・ハート」というキャラに渡すと、初心者冒険者に何かいいことが
あるらしい。なんだろ。楽しみ。
名前などを忘れるといけないので、得た情報はノートにメモしていく。

とにかく、周囲の人物に、いろいろ聞いて回ろう。
人物に矢印の照準をあわせてボタンを押すと、その人物がセリフをしゃべる。
会話は、ひとりのセリフひと区切りにつき1ウィンドウずつ切り替え表示され
るのではなく、画面下にログウィンドウが表示されて、そこにだらだらと会話
内容が流れていく。「チャット」のような感じだ。
このウィンドウには、近くにいる自分以外のキャラクターの行動の様子まで文
章化されて表示される。
「誰々が何をした」というメッセージが(自分がそのキャラの目の前にいなく
ても)伝わってきて、周囲の状況を知ることができるのだ。自分がしていない
行動が次々に表示されるので一瞬バグかと思ったけど、結構、便利な機能。

ウィンダスには4つの区があって、今いる場所は「水の区」。
自分のそばを、タルタルのキャラクターが通りすぎていく。
やっぱり同じ種族だと、ちょっと安心。
どれが人間が操作しているキャラで、どれがコンピュータ操作のNPC(ノン
・プレイヤー・キャラクター)なのか見分けがつかない。
「マップ」コマンドで現在地のマップを確認しつつ、あちこち歩き回る。
建物の扉を開けるには、人物に話しかける時のように、矢印の照準をあわせて
ボタンを押す。こういう操作方法は、慣れるのにちょっとかかる。
お店で売っている品物は、なんだかどれも高価だった。
最初の所持金は、たったの10ギル。
ゼロよりはいいのかもしれないが、とても貧乏。

【2006.6.15】

ファイナルファンタジー11
巴かずみのゲームソフトレビュー