■「悪魔の箱を開け、中を見た者は必ず死ぬ」
ホラー話のような始まり。
そんな恐ろしい箱があったら、誰も開けようとはしないだろう。なぜ死ぬのか?
どういう仕組みなのか? 興味深い謎だ。
今回、レイトン教授は、この謎に挑む。
前作よりグラフィックやシステムが洗練されてパワーアップ。より遊びやすくな
っている。1個おきに玉をジャンプさせて玉を消していくパズル「バニッシュ」
が、手ごたえある難易度。(子供の頃に私が遊んだことのある実在ゲーム「ソリ
ティア」(玉じゃなく白い棒)のアレンジ)
本編以外に、短編「レイトン教授とロンドンの休日」(レイトン教授の部屋に潜
んだナゾを解く)と、サッカーRPG「『イナズマイレブン』体験版ver.2.0」が
収録されている。
前作『不思議な町』で入手できるパスワードを『悪魔の箱』で入力すると、「お
楽しみモード」のスライド・パズルが1つ出来るようになる。『悪魔の箱』で入
手できるパスワードを前作『不思議な町』で入力すると、「設定資料集(決定稿
前)」を見ることができる。相互にパスワード入力することでオマケがつくのは
面白いシステム。(『悪魔の箱』では第3作『レイトン教授と最後の時間旅行』
のパスワードも入手できる)
現在は配信終了しているが、「ひみつのモード」の「週刊ナゾ通信」はDS本体
のWifi機能で毎週1問のナゾが無料配信されるサービスっぷりだった(1年
間も!)。
(「週刊ナゾ通信」で配信されたナゾも収録した「フレンドリー版」も発売され
ているので(『不思議な町』も「フレンドリー版」が発売されている)、購入す
る時は、そちらの方が良い。一部ナゾの修正、漢字に読みがなが付けられている)
「ひみつのモード」は他に、超難問の「レイトンからの挑戦状」や、ゲーム内の
曲を聴いたりグラフィックなどをまとめて見られる「シークレットファイル」が
ある(得たピカラット数に応じて、シークレット(秘密)が解除されていく)。
「ひみつのモード」のナゾの封印は、以下をコンプリートすることで解除される。
★パズル「ふしぎなカメラ」
部品がバラバラになったカメラのパズル。細かくて複雑で、自力で完成できな
かったので、インターネットの攻略ページを見て完成させた。
★ミニゲーム「ハムスター」
イギリスの世界観なのに、なぜか「コテコテの関西弁」をしゃべるハムスター
(音声入り)。1画面マップのマスに食べ物や障害物などをアイコン配置する。
ハムスターは食べ物のあるマスへ移動。太ったハムスターを出来るだけ歩かせ
る(走らせる)ことで、スマートな身体にするのが目標。
★ミニゲーム「ハーブティー」
物語が進むと入手できる材料を3つ使用して、お茶をいれる。
ゲームの登場人物に「飲みたがっているお茶」をふるまうと、機嫌が良くなる。
イギリスらしい要素。
本編の最後に、「DS本体にこんな機能が!?」と、驚く仕掛けがあった。
予備知識無しでやってみると、驚くこと間違いなし、だ。
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