キャラクターデザインは、ナムコ『ワルキューレ』シリーズの キャラデザを手がけた冨士宏さん(でも、ゲーム中のビジュアル グラフィックのデッサンはちょいと狂いぎみ。惜しい)。 同社の『コズミックファンタジー2』でも使われていた、画面 切り換えのない戦闘シーンは非常にスムーズだ。レベルの上昇が 速く、キャラクターはぐんぐん強くなる。パーティは普通に育て ているつもりだったが、ボス戦でも、ザコ戦のように敵が弱い。 ボスはもっと強くしてくれないと張り合いがない。 「他のキャラに手渡せないアイテム」が存在するため、持ち物 がいっぱいになると受け渡しが面倒。装備品などのステータス変 化が購入時にわからないのも不便だ。 時々、戦闘時に戦闘曲とフィールド上の曲が同時に鳴るという 奇妙な現象が起こったりするなど、少々バグが見受けられるが、 シナリオのメッセージにセンスの良さを感じさせる、好感触の作 品である(もう少し演出が効かせてあれば、もっとラストシーン が活きただろうと思うが)。 曲が結構良い。特に好きなのは、ミュージックモードタイトル 「GATE OF HEAVEN」と「HALLSTATT」。 |